ジャニーズタレントのプロデューサー化は異常? 事務所の“衰退”を示唆する「週刊女性」
チュートリアル・徳井義実の所得隠しや、ステマ「ミキ」騒動と、結局は何も変わっていない無責任体質が露呈した吉本興業。闇営業事件で、一部の芸人たちがその体質を批判したが、いまでは、それも“なかったこと”のようになっている。そして、宮迫博之と田村亮は、現在も芸能界復帰を果たすことはない。そんな2人の“今後”を「週刊女性」が追跡している。
まずは田村亮。相方の淳が奔走し、2人だけの新事務所を作り、吉本とはエージェント契約をし、年内復帰を目指しているらしい。実現するかは淳の考え次第らしいが。そして宮迫は『アメトーーク!』(テレビ朝日系)から熱烈オファーがあるが、吉本に戻るつもりはなく、やはり明石家さんまの事務所と専属契約――って特に目新しい情報ではない。でも面白いのが、この後に及んで宮迫の母親に直撃し、コメントをもらったことだ。
大阪でたこ焼き屋を営むママ。騒動後、宮迫からは一度しか連絡がなかったという。49歳にもなり、東京で成功している男が、そんなに頻繁に母親に電話しないのは、当然かもしれないが、「ちゃんとやるから任しといて」とママに語ったという宮迫の言葉はグッとくる。さらにママは宮迫の出演しない『アメトーーク!』はまだ「見たくない」らしい。そして「好きなテレビが見られなくなりました」という言葉が悲しい。さらに「週女」は宮迫本人にも直撃、宮迫はインターフォン越しにそれに応じている。「すべてさんまさんにお任せしているので」と。
宮迫とママの現在の肉声はいろいろ考えさせられる。そもそも元凶と言われる吉本幹部たちがなんら責任をとらず、また安倍政権の複数の閣僚が暴力団と親密関係を指摘されながら大した追及もされないんだから、これだけ社会的制裁を受けた宮迫や亮が“いちから出直す”のくらいは容認したい。そう思う。
「週刊女性」が“叩かれた”女性たちを大特集! 昭和から令和、SNSの登場と匂わせ、やらかしなど多方面から分析、なんと10頁にわたる力の入れようだ。なるほど、いろんなパターンがあったなと懐かしい。そして、エッセイストの辛酸なめ子の“提言”に納得。
「世の中にフラストレーションがたまっているため、すぐ炎上する窮屈な時代になってしまいました」
「何より、炎上の刺激を求めないようなピースフルな心になるのがベストだと思います」
おっしゃる通りです。