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KinKi Kids・堂本剛、『ブンブブーン』ゲストの話に「泣けてくる!」と大いに感動したワケ

2019/09/09 13:10
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
ジョン万次郎についてこんなに熱く語る番組、ほかにないですよ!

 KinKi Kidsのバラエティー番組『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系)。9月7日の放送には、お笑いタレントのビビる大木がゲスト出演した。

 「ゲストのやりたいことをする」というのがコンセプトの同番組。大木のやりたいこととは、「もっとジョン万次郎のことを知ってほしい!」というもの。日本史が大好きで、高知県にある「ジョン万次郎資料館」の名誉館長でもある大木が、KinKi Kidsに幕末の偉人・ジョン万次郎の激動の人生をレクチャーした。

 まず大木が「幕末で好きな人いますか?」と2人に質問すると、堂本光一は幕末の日本で武器商人として活躍し、キリンビール発売の功労者としても有名な「トーマス・グラバー」と返答。また、光一はジョン万次郎の本名「中濱万次郎」も知っており、かなり歴史好きのようだ。

 ジョン万次郎は、1827年1月1日高知県土佐の貧しい漁師の次男として生まれ、生活のために働いていた14歳の時、漁に出て遭難してしまう。漂流した島でアメリカの捕鯨船「ジョン・ハウランド号」に助けられたが、外国船は鎖国制度により日本に近づけず、16歳の時、日本人で初めてアメリカ本土に上陸。ホイットフィールド船長に息子のようにかわいがられ共に生活し、その後、捕鯨船で世界を渡り歩きながらも24歳で帰国。アメリカ文化を広め、開国を後押しし、日本とアメリカの架け橋となった人物だ。これを聞いた堂本剛は、万次郎が船長に助けられ、かわいがられたことに対して、「こういうことをしてあげたくなる人柄だったってことなんですよね」とつぶやいていた。

 その後、万次郎は愛しい母親に会うため、25歳で土佐に帰郷。そんな万次郎のアメリカ生活が書かれた『漂巽紀畧』を坂本龍馬が読み、アメリカの民主主義を知ったことが、その後の日本の民主主義制度に続くという。


 光一は「本当にもとをたどれば、今の日本の社会のシステム、ジョン万次郎おらんかったらなってへんって話」と語り、剛も「偶然というか、いろいろなものの連続で、こういう人生を送ることにはなったけれども、ちゃんと故郷に帰って、お母さんにもう一度会いたいとか情の部分があることによって、そこもまた人柄が影響してってことですよね」とコメント。2人とも、万次郎の人柄の良さや、家族を大切思っている点を称賛したのだった。

 そして、大木よりも万次郎をよく知る人物として、万次郎直系五代目の子孫・中濱京氏が登場。中濱氏いわく、「万次郎っていうのは、不思議な磁力を持っていて、人と人とを引き寄せる力がある」とのことで、光一は「ジャニー(喜多川)さんみたいだね!」と興奮気味にコメント。また、中濱氏は「ホイットフィールド船長から授かった隣人愛。周りの人を助ける精神は、アメリカから受け取った一番大切なものであると、我が家でずっと伝わっているお話です」と語っていた。そんな話を象徴するかのように、いまだに中濱氏と船長の子孫に交流があると聞き、剛は「ウソ~泣けてくるやん!」「も~泣けてくるやん、そういうの!」と反応。タオルで目頭をおさえるジェスチャーをしつつ、感動を表現していた。

 大木の話をすべて聞き終え、最後に剛は「ジョン万次郎精神を、いろんな仲間に伝えますよ」と宣言。光一も「今日でトーマス・グラバーの上をいきましたよ。ジョン万次郎が1位!」といい、2人とも大木と中濱氏のプレゼンによって、ジョン万次郎の魅力を再確認したようだ。

 この放送にネット上では、「ジョン万次郎さんの授業楽しかったな。光一さん、歴史よく知ってるね。すごい!」「剛くんの優しさや、ご縁を大切にしてる部分、家族愛など人柄がすごく見えた」「光一くんのジャニーさん愛を感じて、ちょっとウルウルしちゃった」などのコメントが寄せられていた。

最終更新:2019/09/09 13:10
Sound & Recording Magazine(サウンド&レコーディング・マガジン) 2019年10月号
ジョン万次郎を初めて知ったのは居酒屋でした