サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」山口達也、5時間インタビューの矛盾 コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第473回】 山口達也、“公園で5時間”直撃インタビューに表れていた「矛盾」 2019/09/03 21:00 神林広恵 女性週刊誌ぶった斬り! 「女性セブン」9月12日号(小学館) 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! 韓国で数々の疑惑が指摘されている“たまねぎ男”ことチョ・グク氏が会見を行ったが、その所用時間はなんと10時間超えだったという。対し日本の吉本興業社長・岡本昭彦氏は5時間超え。しかしグダグダぶり、話が噛み合わないぶりは岡本社長の圧勝だと思った。 第473回(8/22〜9/3発売号より) 1位「山口達也 激白300分!『TOKIO解散報道』『ジャニーさんとの別れ』」」(「女性セブン」9月12日号) 2位「向井亜紀 あの双子が選んだ『代理母のアメリカ』入学式」(「女性セブン」9月12日号) 3位「小室圭さん&“消えた”母『結婚問題』打開へ――『まさかの逆提訴』検討中」(「女性自身」9月17日号) すごいスクープ&インタビューだ。「女性セブン」による元TOKIOの山口達也インタビュー。公園にいた山口を直撃したという「セブン」。最初は取材を拒否したが、TOKIOの話をすると公園の階段に座って話を始めたという山口。わざわざ最後の告白だと「セブン」を喜ばすようなセリフを口にして。そして直撃インタビューは300分、5時間にも及んだという――。 本当か!? できすぎだろ。しかもずっーーと公園で5時間!? 時期は8月下旬の午前10時半からだ。熱中症にならないのか、などと心配になるが、まあ、そういうことらしい。公園の木をバックにした写真もばっちりと撮れている。さすが元芸能人。そして内容もなかなか興味深いものだ。 思えば山口が芸能界引退に追い込まれたのは、女性への卑劣な行為に加え、あの会見での失敗が大きかった。「私の席がそこにあるなら、またTOKIOとしてやっていけたら」。山口にとってこの一言は致命傷だった。だからだろう、今回のインタビューはかなり慎重に言葉を選んでいるように見える。 でも、でも、結構な矛盾が。それが現在のTOKIOメンバーとの関係だ。最初は「(メンバーと)事務所を辞めてから会ってはいません」「連絡は取っていません」と語っていたが、ジャニー喜多川氏が倒れた時の話になると一転、「そこだけは特別にメンバーと連絡を取り合って(略)家族葬の時は、逐一連絡をもらっていました。今、棺に入ったよ。今、火がついたよって」 連絡してたんだ……だったら、最初から言わんかい! しかもこのコメント、いまだメンバーとの絆を強調するような内容だ。しかし、こうした矛盾も山口にとっては矛盾ではないのかもしれない。平気で前言をひっくり返しても、その矛盾に気づかない。悪いやつじゃないと思いが、脇が甘いんだな。それでこんなことに――。などと思わせるインタビューだが、山口はほかにも事件の反省やTOKIOへの思いを語っている。でも一番興味深いのは、やはりジャニーさんとの思い出だ。TOKIOデビュー秘話に、ジャニーさんからの叱責などが山口の口から語られたのは興味深い。 それにしても5時間も公園で? あくまで直撃ということを崩さないため? 吉本興業・岡本昭彦社長の会見とほぼ同じ時間!? 最後まで、そんな疑問ばかりが渦巻いた、異例のロングロング公園直撃インタビューだった。 次のページ 向井亜紀・高田延彦夫妻の双子と代理母 12次のページ セブンネット TOKIO/愛!wanna be with you...(通常盤/CD) 関連記事 嵐、関ジャニ∞、KinKi Kids……ジャニーズの今後を握る、現役アイドルの「プロデュース業」小泉進次郎が結婚会見でついた「嘘」――“合コン”報道で見えた首相候補の実像マツコ・デラックス、新しい地図への圧力否定も逆効果――ジャニーズ事務所の新守護神に!?吉本興業問題で強固になった「松本人志」の支配とテレビ局のタブー吉本興業の隠蔽、恫喝体質より宮迫の“鬼嫁”を報じる「女性自身」の“弱いものいじめ”