整形を肯定する時代に

“無名の人”にされた鼻手術、愛ゆえに受けた膣手術……美容整形を告白したセレブ

2019/09/16 17:00
堀川樹里

ヴィクトリア・ベッカム

 デザイナーとして、ファッション・アイコンとしてあがめられているヴィクトリア・ベッカム。女性グループ「スパイス・ガールズ」の一員だった頃からスリムだった彼女が、突然巨乳になったのは1999年のこと。その後さらに大きくなり、豊胸したとウワサされた。

 ヴィクトリアが16年に英ファッション誌「VOGUE」の「18歳の自分に送る手紙」という企画で、「おっぱいは、いじらないほうがいいわよ」と豊胸手術を突然告白。「長年、ずっと否定してきたけど…… バカよね。自分に自信がない証しだわ。自分が持っているものに満足すればいいのにね」と吐露した彼女は、99年に最初の豊胸手術を、06年に2度目の豊胸手術を受け、09年に乳房縮小術を受けたと説明した。

 本人は認めてはいないものの、近年はボトックス注射などの“シワ伸ばし”を打ち、レーザー治療で肌を若返らせているともウワサされている。しかし、今年45歳になった彼女の目元などは年相応。大がかりな整形には懲りているため、ボトックスやヒアルロン酸注射などのプチ整形でアンチエイジング対策していくとみられている

シャロン・オズボーン

 度々騒動を起こすミュージシャンのオジー・オズボーン。彼を手のひらで転がす敏腕マネジャーで、妻でもあるシャロンは、美容整形を繰り返していることで有名だ。


 ほとんどの女性が美容整形を隠したがるが、シャロンはオープンにしており、2013年に発売した自叙伝『Unbreakable』で、フェイスリフト術、おなかの脂肪や伸びた皮膚を切り取るタミー・タック術(腹壁形成術)、乳房縮小術など、さまざまな美容整形手術を受けたとつづった。

 これまで受けた中で一番痛かった手術は、ずばり「膣を引き締める手術」。13年に人気トーク番組『The Graham Norton Show』に出演した際、「もう激痛だったわ」と顔をしかめて回想したシャロンに、隣に座っていた俳優のコリン・ファレルは「え!? そんな手術あるの?」と大仰天。シャロンは、オジーへの愛ゆえに、その手術を受けたと語った。

 今年5月にも人気トーク番組『The Talk』で、「次の美容整形手術の日程が決まったの」「8月に受けるのよ」と明かしたシャロン。「9月にこの番組に戻ったら、全然違う顔になっているはずよ」とあっけらかんと語り、出演者から「え~、今の顔がいいのに」と言われても、「こういうのって慣れなの。大丈夫、私の新しい顔も、すぐに好きになるから」と笑って余裕を見せた。

 なお、美容整形を受け始めた理由についてシャロンは、「ママみたいな外見になりたくなかったから。気づいたらママそのものになっていて、やばいと思って」と明かしている。


最終更新:2019/09/16 17:00
自分の顔が嫌すぎて、整形に行った話
痛さとダウンタイムさえなければな~