宇垣美里、夏目三久、丸山桂里奈……セクハラ被害の告白に世間騒然!
2017年、有名女優たちがハリウッドの映画プロデューサーによるセクハラを告発したことがきっかけで、SNS上に同様の被害体験を告白する「#Metoo」運動が活発化。日本では、18年4月12日発売の「週刊新潮」(新潮社)が、財務省・福田淳一事務次官(当時)の女性記者に対するセクハラ発言を報じ、同月18日に福田氏が辞任するなど、日本国内でもセクハラに対する意識が高まっている。そんな中、芸能界でも過去のセクハラ被害を公表する女性が現れているが、フリーアナウンサーの宇垣美里もその一人だ。
宇垣は、7月27日放送の『二軒目どうする? ~ツマミのハナシ~』(テレビ東京系)に出演。大学時代の話に及ぶと、京都の川床でアルバイトしていたとき、配膳中にお尻を触られたり、着物の胸元に手を入れられるなど、セクハラ被害に遭っていたことを告白した。宇垣は「神聖な手なんで。今からこのお刺身を食べる手なのでやめてください」と制したものの、結局「笑うしかなかったですね」と振り返った。
「宇垣の発言に、ネットユーザーからは『犯罪だよ!』『男性ウケが良さそうな雰囲気だけど、逆に生きにくそう』『あまりにも気の毒すぎる』といった同情が寄せられました」(芸能ライター)
同じくフリーアナウンサーの夏目三久も、セクハラ被害を明かし、反響を呼んだことがある。
18年4月25日、夏目は自身がメインキャスターを務める『あさチャン』(TBS系)で、先の福田氏のセクハラ問題に関するニュースを取り上げた際、「取材相手からセクハラとも取れる言葉を受けたことは、たびたびありました」と告白。続けて、「その人については、取材する側も皆が『そういう人なんだ』と諦めて、私自身も『声を上げること=仕事ができない心が弱いヤツ』だと思われるのが怖くて。その時は皆が黙認しているという空気が出来上がっていた」と当時の心境を語った。
「ネット上からは『夏目さんの心じゃなくて、相手の頭が弱い!』『マスコミ業界は黒すぎる……』『影響力ある人だから声を上げてくれてよかった』と、夏目の勇気ある告白に称賛の声が上がりました」(同)
また、元サッカー日本女子代表でタレントの丸山桂里奈は、過去に監督からセクハラを受けたことを、17年11月5日放送の『サンデー・ジャポン』(同)で打ち明けた。
監督名は明かさなかったものの、若い頃にロッカールームで監督に「だーれだ?」と両手で目隠しをされ、その手が胸元にスライドしていったという。丸山は「それってセクハラじゃないですか。今になってそれがセクハラだったなって気付いた」「監督だったんで、なんか深刻にはなれなかったですね」と当時は受け流したというが……。
「丸山の体験談を聞いたネットユーザーからは『スポーツ界にもセクハラはあるんだね……』『監督という立場を使うのは、セクハラでもありパワハラ』『実名を出すべき』などとその監督を非難する言葉が相次ぎました」(同)
勇気ある彼女らの発言をきっかけに、セクハラ問題を今一度真剣に考えるべきだろう。
(立花はるか)