わざわざ報告しなくてもいいでしょ

高橋真麻、高嶋政宏、よしもとばなな……飲食店に食べ物を持ち込み大ブーイング!

2019/08/03 15:00
立花はるか
高橋真麻公式ブログより

 近頃は、追加料金を支払えば「持ち込み可能」な飲食店も増えているが、禁止している店舗の方が大多数だろう。店側にとっては、単純に「利益が落ちる」だけでなく、持ち込んだ食品が原因で食中毒が起こった場合、営業停止などの処分を受けるリスクもある。一方、客の中には、店側に失礼という理由で「持ち込みはマナー違反」と考える人も多い。しかし中には堂々と持ち込みを告白し、批判された芸能人がいる。その一人がフリーアナウンサーの高橋真麻。

 高橋は5月30日に自身のブログで、夫とイタリアンレストランを訪れたことを報告。ピザにタバスコをかけようとしたところ、店には「辛みオイル」しかなかったため、夫に付近のコンビニでタバスコを買ってきてもらったといい、高橋は「やったー」と顔文字付きで喜びをつづった。

「しかし、高橋と夫の行動に、ネットユーザーからは『家じゃないんだから、お店にあるもので楽しむべき』『出来上がった料理の味を変えるのは失礼なのでは?』『食事中に買い物行くこともお行儀が悪い!』と非難の言葉が噴出しました」(芸能ライター)

 また、17年10月24日放送の『踊る! さんま御殿!!』(日本テレビ系)に、“グルメ芸能人”として出演した俳優の高嶋政宏も、飲食店への持ち込みがやめられないと告白している。

 高嶋は「やめられない食へのこだわり」として、「お店で味が足りないと感じた時、持参した調味料で味を変えること」と明かした。MCの明石家さんまからは「(お店に)失礼。マネしたくない」とツッコまれたものの、高嶋は「お店の人の目を盗んでやることにスリルを感じ、興奮する」と説明、スタジオを騒然とさせた。しかし、高嶋はさらに「店員さんにバレないようにマスカットを食べた」ことが、女性に一番ウケたと熱弁した。


「高嶋の発言に、ネット上は『グルメを気取っているけど、食にうるさいだけ』『こういう人と一緒に食事をしたくない』『グルメ以前にマナーが悪すぎる』と呆れていました」(同)

 また、小説家のよしもとばななは、2006年に出版したエッセイ集『人生の旅をゆく』(NHK出版)に掲載した出来事が、ネット上で物議を醸したことがある。

 よしもとは都内のチェーン居酒屋で友人の送別会をした際、アルバイトにグラスを余分にもらい、友人がお土産に持ってきたワインを店に隠れて飲んだところ、突然店長が登場し説教されたそう。しかし、よしもとはエッセイの中で、「店長がもうちょっと頭がよかったら、私たちのちょっと異様な年齢層やルックスや話し方を見てすぐに、みながそれぞれの仕事のうえでかなりの人脈を持っているということがわかるはずだ」「彼はまた持ち込みが起こるすべてのリスクとひきかえに、その人たちがそれぞれに連れてくるかもしれなかった大勢のお客さんを全部失ったわけだ」と本音をつづった。

「しかし、“嫌味”にも取れる文章に、ネットユーザーからは、『完全に場違い。ルール違反もはなはだしい』『よしもと本人も、新たなファンを失っている』『これで共感を得られると思っているなら、作家として終わり』と厳しい声が飛び交いました」(同)

 マナー違反ということに無自覚なことが、何よりも大問題なのかもしれない。
(立花はるか)


最終更新:2019/08/03 15:00
変態紳士 / 高嶋政宏 〔本〕
調味料を足したくなるのは、味覚音痴なのでは?