サイゾーウーマンカルチャーインタビュー幸福の科学学園「息苦しい寮生活」 カルチャー ロングインタビュー第3回 【幸福の科学学園1期生語る3】異性交遊した生徒は「独房懲罰」!? 鍵のない部屋で息苦しい寮生活(追記アリ) 2019/08/19 16:00 サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman) インタビュー幸福の科学 「自我を乱す」とマンガ没収も…… ――寮生活について教えてください。寮はどのような感じだったのでしょうか? A 寮は、高校2年生までは2人1部屋で、高校3年生だけ1人1部屋を与えられました。テレビや冷蔵庫を個人的に置くのも禁止で、寮内のリビングにある共用のテレビや冷蔵庫を使用していました。寮の中では、中学1年生から高校3年生までの縦割りで数人のチームに分かれ、各チームに1人ずつ、ハウスペアレントがついているんです。ハウスペアレントは、郵便物を管理してくれたり、家から振り込まれるお小遣いを月に1回渡してくれたり、門限を管理したりしていましたね。 ――門限は何時でしたか? A 当時は、平日が午後7時くらい、週末は午後8時か9時くらいだったと記憶しています。平日は、7時半までに夕飯を済ませて、そのあと夜のお祈りをして、8時からが自由時間なのですが、入り口のカギは門限の時間に自動でロックされちゃうし、部活が終わって寮に戻ると6時半くらいになってしまうので、平日はどこへも行けません。校舎と寮は一続きになっていて、窓を開けない限り外の空気を吸うことすらできないんですよ。 ――週末はどのように過ごしていたのでしょうか? A 週末の過ごし方は自由なので、シャトルバスで那須塩原駅まで出て、そこから電車で宇都宮などに移動してショッピングすることが多かったです。シャトルバスは、最初、那須塩原駅までしかなかったのですが、最終的には黒磯方面、福島方面にも走るようになったので、いろいろなところへ出かけられるようになりました。ただ、1時間に1本程度しかなく、ハウスペアレントとバス会社の連携がうまくいかないと、間違った時間にバスが来ることも。また、バスで外出すると丸1日潰れてしまうので、土日のどちらかは部屋でゆっくり過ごすことが多かったですね。週末を利用して実家に帰る子もいましたが、帰省以外での外泊は暗黙の了解で禁止だったので、帰省組以外はみんな門限までには帰ってきていました。 ――生活に必要な個人的なものは、週末にまとめ買いする感じですか? A ネット注文で寮に届けてもらうこともできますよ。ただ、部屋に鍵がないので、授業を受けている間などに、ハウスペアレントが無断で私物をチェックしており、アダルト系やグロテスクなマンガなどは「自我を乱す」として没収されることもあるんです。男子生徒は「エロ本を没収された」と言っていました。私もボーイズラブのマンガを隠し持っていたら、ある日ハウスペアレントに「Aさんってああいうマンガが好きなんだね」と言われて、物色されたことに気づいたことがあります。学校も寮もずっと同じメンバーで、ただでさえ息が詰まるのに、常に監視の目がある息苦しさも感じました。 【幸福の科学広報局コメント6】 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (追記) 【幸福の科学広報局コメント6】 本記事では、「部屋に鍵がないので、授業を受けている間などに、ハウスペアレントが無断で私物をチェックして」いるとされていますが、無断で私物をチェックするような事実はありません。 ◎編集部からの追加質問 1.「鍵がない」という部分に関しては、本当でしょうか。 2.「2019年度 幸福の科学学園中学校・ 高等学校 (那須本校)」内「寮について」の「娯楽品について」に、「マンガ・雑誌 学習環境の妨げになるので、大量の持ち込みはご遠慮ください。(最大 20 冊までにしましょう) また、ものによっては問題のある表現も多いので、過激な性表現や行きすぎた暴力表現等、健全 な青少年の精神的成長を妨げるものについては持込を禁止します。個別の判断については、職員と寮自治組織で充分検討します。場合によって、お持ち帰り頂くこともあります。」と記載されています。こうしたマンガ・雑誌を生徒が持ち込んでいるというのは、どのような方法によって把握されているのでしょうか。 ◎幸福の科学広報局からの回答 はじめから部屋の鍵はありません。入学オリエンテーションなどを通じて事前に、生徒・保護者に対して、部屋の清掃・整理整頓等がされているかの目視確認のため、寮職員が入ることを告知しています。 次のページ 食事の不満も「主への感謝が足りない」と取り合われず 前のページ123次のページ 楽天 カルト村で生まれました。 関連記事 幸福の科学VSジャニーズに発展!? 木村拓哉&岡田准一の“守護霊”トーク本発売の衝撃子宮委員長はる、引退後の今――「八木さや」改名後も“信者ビジネス”を続けている実態「子どもは親を選んで生まれる」――のぶみ・池川明医師の思想が“絵本コーナー”に並ぶ危うさ“子宮系”にハマった妹は自殺未遂を犯した――信じる心が“狂気”になる、ありふれた可能性【後編】「子宮系女子」ビジネスはなぜ儲かる? スピリチュアル・自己啓発分野のマーケティングから考察