【人気私立小を大分析】「生きる力」を培う東京農大稲花と、国際バカロレアで実績を積む玉川学園がおすすめ!
農大と同じくらい突っ込んだ体験型の授業を行うのは玉川学園です。付属大学に農学部があることから、農大と同じく、大学と連携で行っています。ワンキャンパス(幼稚部から大学院まで同じ敷地)にアワビの養殖場や牛がいる牧場があるので、とても都内にある学校とは思えない規模です。俳優やタレント、オーナー社長、医者のお子さんが多く、サラリーマン家庭は他校に比べて低いように感じます。
3世代で「玉川っ子」も多いのですが、農大稲花が開校される前は、試験日が3日の中から選べることから、慶応横浜初等部と併願して受験されるお子さんも。試験はペーパーではなく、口頭問題、体操、生活、面接です。口頭問題を学校側が選択した理由として(昔はペーパーだったそうです)、「コミュニケーション力のある子に来てもらいたい」ということでした。
7年生(高校まで一貫教育のため12年生まである)から、国際バカロレア(※)クラスと普通クラスに別れ、国際バカロレアに進学すると、国内外の有名大学へ推薦で進学できます。IBのある学校は増えていますが、何年も前から始めていて、ここまで実績があるのは関東では玉川だけなので、コミュニケーション能力の素地を求めているのかもしれません。
体験型を求めるならこの2校です。しかもこの2校は受験日を選べ両校とも受験可能なので、迷われている方は受けてみてはいかがでしょうか?
※スイスのNPO団体が大学入試試験資格や教育プログラム。4つのプログラムで構成されており、そのうちの1つ「Diploma Programme」を修了し、一定の成績を収めると、国内外の大学受験資格を得たり、推薦試験においての能力証明となったりと、非常に有利に働く。
角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では11歳の愛娘の子育てに奮闘中。