爆笑問題・太田光も「排除のいきすぎ」を懸念――元極妻が考える、逃亡犯とヤクザの情報網
今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。
■太田光の闇営業問題をめぐる発言
「なにが、光り輝く社会だ。こんなふうに(宮迫博之たちを)社会的に(寄ってたかって)抹殺して」(7月3日付スポニチアネックス)
素晴らしいですね、爆笑問題の太田光さんのコメント。本当にその通りだと思いました。いわゆる芸人さんの反社会的勢力(反社)関係者への闇営業問題をめぐっての発言です。ちょっとでも反社の匂いがすれば容赦なく抹殺する空気が気になっていたのですが、太田さんのほかにも「排除のいきすぎ」を懸念する発言は出てきていますね。
元極妻の私が反社叩きを批判するのもアレかしら……と思っていたところでしたので、溜飲が下がりました。
■恐るべきヤクザの情報網
神奈川県内で実刑判決確定後に逃走、4日後に逮捕されたKさんも「テキヤの息子」で、「暴力団員の知人が多い」ことが報道されていますね。
6月23日早朝に知人のアパートの部屋にいたところを逮捕された時には、なぜか複数の男女がいて、女性の泣き声も聞こえていたそうです。女性が泣く理由がわかりませんが、覚醒剤を使ったらしい注射器も何本か見つかっていますね。
Kさんは服や髪形を変えながら逃げていたそうですが、たこ八郎さん(古いですね)を思い出させる前髪が印象的でした。
それにしても、Kさんに関する報道は錯綜していますね。傷害致死から強姦、大規模窃盗など前科13犯(!)で人生の半分を刑務所で過ごしているのに、なぜか奥様やお子さんもいて、家族思いの面があり、女性にもモテるようです。
「FLASH」(7月16日号/光文社)によると、暴走族を経て18歳でヤクザになっていますが、その後に脱退、窃盗団を率いて盗みを繰り返し、覚醒剤も使用していたそうです。
Kさんを知るヤクザは、FLASHの記者さんに「キレたら手のつけられない、ヤバい男だった」とか、「とにかく何をしでかすかわからない男で、今回の逃亡劇も、彼ならやりかねない」と思ったとか明かしています。現役にここまで言わせるのはたいしたものですが(笑)、実際にはKさんの動きは全部把握していたようです。
同じ記事で現役さんは「いくらでも居場所は追跡できるし、このまま逃走させて、警察からデカい懸賞金がかけられるまで泳がしておこう」となっていたことも話していました。まあ殺人でもないので懸賞金は冗談でしょうね。もちろんKさんを逃がした検察が、責任を取って懸賞金の原資を出せば別ですが。とはいえ地元ヤクザがKさんの動きを把握していたというのは、さすがです。監視カメラよりも正確なんですね。