木村拓哉を持ち上げ、妻・工藤静香を批判する「週刊女性」の露骨さ
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
本日発売の「フラッシュ」(光文社)で、吉本興業“詐欺グループ闇営業問題”に新たな展開があった。ノーギャラだと主張していた雨上がり決死隊・宮迫博之だったが、なんと300万円支払われていたとの証言が。確かにこれはリアリティある。だって宮迫は忘年会であれだけの出血大サービスぶりを見せていたから。普通やらないでしょ、ノーギャラで。宮迫だが、どうなる!?
第463回(6/13〜6/18発売号より)
1位「木村拓哉 水面下で進む『ソロデビュー計画』」(「週刊女性」7月2日号)
2位「原田龍二 『おかげさまで…』焼け太りのワケ」(「週刊女性」7月2日号)
3位「たけし “離婚闘争“が仰天終結『オイラの財産ぜんぶ別れた嫁に持ってかれた!』」(「女性セブン」6月27日号)
わーーー! すごい。ここまでやるか、「週刊女性」のキムタク記事、である。
最近になって「週女」とジャニーズが歩み寄っていることは本欄でも紹介したが、それにしても露骨だ。記事は来年4月クールに予定される『BG〜身辺警護人〜』(テレビ朝日系)続編の楽曲でキムタクがソロデビューする計画があるというものだが、その中でのキムタクよいしょがすごい。
「(俳優活動が)順調に波に乗っている」「最近のキムタクへの業界内評価は“うなぎのぼり”」「そんな好調のキムタクが、満を持してソロデビュー」
挙句、最後の締めは「キムタクの甘い歌声を聴ける日が待ち遠しい!」だって。
そもそもキムタクソロデビュー計画は、今年10月予定のキムタク主演日曜劇場『星降るレストラン』(TBS系)でお披露目されるものだった。キムタクも当初は乗り気だったと伝えられたが、しかしこの計画はなぜか頓挫してしまっていた。その代わりに今回の『BG』というわけだが、しかし「週女」は前回の頓挫についても、“キムタクのこだわりのスタンス”と素敵なエピソードを突っ込んでいる。
「木村さんは大物アーティストや大御所作曲家の楽曲よりも、無名でも才能がある若手作曲家や、これまでになかった新しい試みをするアーティストと組みたいというスタンスなんです」(レコード会社関係者のコメント)
そして、一方で「週女」の批判の的となっているのが妻・工藤静香。「彼女は、懇意にしているレコード会社に、木村さんに対して“最高の待遇”を要求しているそうで、担当者は困り果てているという話ですよ」というレコード会社関係者のコメントをわざわざ掲載しているのだ。
この構図、どこかで見たような。そう、SMAP解散報道のとき、ジャニーズ御用達の一部メディアが、同じようなスタンスで“裏切り者キムタク”を擁護してた。なるほどね。