ママ友LINEグループの「習い事」情報合戦……「有名バレエ教室に通わせるママ」にモヤモヤも
ネット上に情報が氾濫している現代。子どもを習い事に通わせる前から、ネットなどで情報を集めているママたちは多く、おのずと「あそこのスクールの先生の教え方はヘタ」「年配の先生が厳しすぎて、水も自由に飲めない」といった話が、ママたちのグループチャットで飛び交っているそうだ。特に、スイミングスクールやピアノ、ダンスなど人気の習い事に関しては、「誰ちゃんのお姉ちゃんが通っている」などの情報共有も激しいという。
そんな中、5歳になる女児にバレエを習わせている香織さん(仮名)は、「情報交換の中でマウンティングされているような気になった」と漏らす。
「うちの近所にあるスタジオは、幼児と小学生が合同クラスのため、娘がレッスンについていけず、隣駅にあるアットホームな雰囲気の個人経営のバレエスタジオに変えました。距離があるため、幼稚園に娘を迎えに行った後、自転車で連れて行っています」
香織さんにとって、目下悩みの種なのが、都内にある有名なスタジオでバレエを習わせているママ友だという。
「そのママ友が『そこのスタジオのレッスンはどう? 』ってLINEで聞いてくるんですが、ただ単に、自分の娘が通ってるスタジオを自慢したいがためとしか思えなくて。うちは発表会がないスタジオなのに、『今度、発表会だからレッスンが大変』というメッセをわざわざ送ってきたり、プロフ画像も発表会用の衣装を着けた娘さんのバレエ画像で。なんだか、差をつけられたような気分になっています……」
習い事は、小学校にあがると本格化していく。バレエ教室などは、趣味を目的にしたものからコンクールへの出場を目指すような本格的なものまで幅広い。なかには、小学校入学とともにレベルの高いバレエ教室に入会させるために、幼稚園・保育園の頃から、基礎を学ぶための教室と発表会などで応用力を鍛える教室両方に通わせる親もいるそうだ。ママ友は基礎を学ぶ教室を探すために、情報収集をしていたのかもしれないと香織さんは言うが、何ともモヤモヤする出来事となったようだ。