サイゾーウーマンコラムママ友LINEを賑わせる「ラン活」 コラム 【連載】ママ友グループLINEから ランドセル選びで義母と大喧嘩、未購入で焦り……ママ友LINEグループを賑わせる「ラン活」 2019/06/04 19:30 池守りぜね コラム 今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。 「ラン活(ランドセル活動)」という言葉を見かけたことはあるだろうか。小学校入学の準備で「ランドセルを購入すること」を指すが、昔と違ってさまざまな種類のランドセルが市場にあふれる今、納得のいくものを手にするために親は情報収集に奔走し、文字通り“活動”するのだ。SNSでは、ランドセル購入のために展示会に行った様子や購入の記念写真などが、「#ラン活」というタグ付きで、多数アップされている。そんな「ラン活」が、ママ友のグループチャットでも話題になっているという。 首都圏にある保育園に、5歳になる男児を通わせている芳江さん(仮名)は、ママ友とのグループチャットを見ていると、すでにランドセルを購入している家庭が多く、焦りを感じているそうだ。 「通常は、7月くらいがランドセル購入のピークと聞いていたのですが、ママ友から『今年は増税があるから、前倒しで購入している家が多いみたい。ゴールデンウィーク中に購入した方がいいよ』と言われました。とは言いつつ、そんな早くから選ばなくても大丈夫だと思っていたら、百貨店などでは、人気の商品はすでに『ラスト1』の札が……。店員さんも『今日、購入すれば7月に受け渡しができます』と煽ってくるんです。商品によっては、届くのが10月だと、今購入しても増税後の金額になるらしいんですよね。また、男児のランドセル選びって、女児のものと比べて色やデザインに特徴がないので、質や丈夫さなどクオリティ重視になってくるんですが、ママ友から『百貨店の売り場よりランドセル専門店の展示会で探す方がいいかも』とアドバイスされたので、最近は毎週末足を運んでいます。でもやっぱり人気商品はもう売り切れていたり、届くのが来年になったり……悩みは尽きません」 このように、年長の子どもを持つ親たちの間では、「ラン活」がホットワードになっている。芳江さんは「LINEのチャットで、実際の着用画面や展示会の様子が送られてくると『早く選ばなくては……』って焦ってしまいますね。息子は体が小さい方なので、軽いランドセルを希望しているものの、6年使うと思うと、しっかりとした革製がいいのかなと思うこともあります。相場が7~8万円するので、なかなか決められないでいますね」と困惑した表情を見せた。 次のページ 義母とラン活で衝突! グループチャットで愚痴を…… 123次のページ セブンネット ますだくんのランドセル 関連記事 小学校卒業式の「はかま」に賛否 ――“貧困層”と“子どもの意思”どちらを優先すべき!?女子小学生の常習犯を捕捉! 万引きGメンがいまだかつて聞いたことのない「盗みの理由」なぜ娘は遠足に行けなくなったのか? 小学生ママが怒りに震える「縦割りいじめ」の実態「開門時間を早めて」「旗振り当番つらい」共働き家庭の小学生ママが、朝の登校に本音吐露働き過ぎな小学生・芦田愛菜、義務教育は大丈夫? 文部科学省に聞いた!