蒼井優との電撃結婚を語った、山里亮太・母の完璧なマスコミ対応
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
「フライデー」(講談社)の渾身のスクープで発覚した吉本興業“詐欺グループ闇営業”問題。発覚当日朝、ワイドショーを見ていたら問題はカラテカ入江慎也“一人”なのかと勘違いしそうだった。当初、雨上がり決死隊の宮迫博之やロンドンブーツ1号2号・田村亮の存在が全然出てこなかったから。びっくりするほどのワイドショーによる“忖度”報道だった。
第462回(6/6〜6/11発売号より)
1位「蒼井優 『魔性愛の最終結論』 山ちゃん母が独占初告白『入籍4日前の初対面現場』『うちのクズが吉永小百合を連れてきた!』(「女性自身」6月25日号)
2位「TOKIO松岡昌宏「『アド街』司会を俺に!」 V6井ノ原快彦に交代直願」(「女性自身」6月18 日号)
3位「ピエール瀧被告 相方石野卓球も独立へ…復帰は2人で」(「週刊女性」6月25日号)
世間をアッと驚かせたのが、女優の蒼井優とお笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太の電撃結婚だ。確かに驚いた。そして相方の山崎静代同席の記者会見で2人の好感度はすごくアップしたと思う。山里の頭の回転のよさ、うれしそうにはにかむ蒼井。それは結婚会見としてかなり完璧なものだった。そして「女性自身」記事を読むと、2人の好感度はさらにアップする。登場するのは山里の実母だ。
「自身」の取材にかなり前のめりで応じたと見られる山里ママが、すごくうれしそうに幸せそうに詳細を語っているのだが、さすが、息子並みに頭がいい。ナイスなエピソード、キャッチーな言葉をじゃんじゃん投入してくるのだ。
ママが息子から「蒼井優と結婚する」と報告を受けたのは4月中旬だったが、マスコミ発表の直前、ママは夫と一緒に蒼井の映画を見に行ったという。そのエピソードがこうだ。
「スクリーンを見ながら、『お父さん、あれが亮太の嫁だよ。山里家に来るんだよ、信じられる? 私たちの時代だったら、吉永小百合さんがうちに来るみたいなもんだよ』って。内容なんて全然、頭に入ってきませんでした(笑)」
完璧である。さらに蒼井をほめちぎり、「うちのクズみたいな子のところに、あんな大女優さんが」「(初めて会ったとき)夢じゃないかしら、夢なら覚めないでほしい」と言いながら、息子に対しても「何十倍も努力して、最後にこんな素晴らしいご褒美が来た」とフォローする。さすが、である。この母にして息子あり、という微笑ましいママの言葉の数々。そして、吉永小百合を持ち出すセンス。なかなか素人でマスコミ取材にここまで話せない。本当におめでとう! とママに言いたいくらいの出来栄えだ。