サイゾーウーマンコラム仁科友里「女のための有名人深読み週報」原田龍二、不倫に見る有名人の妻 コラム 女のための有名人深読み週報 原田龍二、ファンとの不倫スキャンダルに見る「有名人の妻」という窮屈すぎる立場 2019/06/06 21:00 仁科友里 男性タレント女のための有名人深読み週報 「有名人の妻」は制限がある立場 訴訟と言えば、今回リークした女性は原田のファンであることを考えると、原田が既婚者だと知っていた可能性は高い。となると、原田の妻は相手の女性を訴えることも、法律的には可能だろう。しかし、それをすると「原田を許していない」ととられかねず、「よくできた妻」の範疇から外れてしまうので、心理的には不可能ではないだろうか。 夫の芸能人人生と生活を考えたら、妻は、本心は別として、許したようなことを言わなければ、自分と子どものクビが締まる。それに加えて、夫の芸能人としてのイメージを考えれば、ゴマキの夫のように慰謝料請求という権利を行使することもできず、一人で耐えるしかない。 「有名人の妻」というポジションは、昔ならあこがれる女性も多かったかもしれない。しかし、スマートフォンとSNSを使って一般人が情報を拡散できるようになり、かつ情報をもみ消すのが難しい時代になると、実は発言や行動に制限がある立場と言ってもいいのではないだろうか。 窮屈な立場であるのは、有名人の妻だけではない。ベッキーや矢口真里の例を見てもわかる通り、不倫をした女性は男性と比べてバッシングが激しく、長い低迷を余儀なくされる。 『女が女に怒る夜』(日本テレビ系)という番組をご存じだろうか。「イヤなオンナ」のネタを出演者が挙げていくバラエティーだが、男性を叩く番組がないことから推察するに、テレビにとって女性は叩いていいネタなのではないだろうか。 だとすると、女性がしてもされても地獄の不倫報道がなくならないのは、当たり前だという気がしないでもない。 仁科友里(にしな・ゆり) 1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。 前のページ12 最終更新:2019/06/06 21:14 セブンネット 一湯入魂 原田の妻、とっくに愛想尽かしてるのでは? 関連記事 山里亮太、自虐と嫉妬心に隠された「自己評価の高さ」を母親とのエピソードから考える岡田准一との不倫騒動、高岡奏輔との離婚でもダメージなし――“少女ビッチ”宮崎あおいの凄さオードリー・若林正恭、『黄昏流星群』トークに感じた「ピュアな恋」への盲目的な憧れオードリー・若林正恭、オリラジ・藤森への不快感に見る「意固地な上下関係」意識バカリズムの「自己顕示欲を斬る芸」に抱く、「なぜ標的は女性だけなのか?」という疑問 次の記事 JUMP・伊野尾、『めざまし』でぶつくさ >