サイゾーウーマン男性アイドルSTARTO(旧ジャニーズ)ジャニーズツッコミ道場『少年たち』ネタバレレビュー 男性アイドル [ジャニーズツッコミ道場] 「ジャニーここにあり」を強く印象付ける、映画『少年たち』の果てしない不思議と狂気【ネタバレ】 2019/04/22 14:39 南山ヒロミ ジャニー喜多川ジャニーズツッコミ道場 『少年たち』公式サイトより ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長が初製作・総指揮を執り、ジャニーズJr.のメンバー53名が出演する映画『少年たち』。一言でいって、「ジャニーエキス」濃縮還元100%の作品だった。 以下はネタバレとなるため、未見の方はご注意を。 舞台は、さまざまな事情を抱える少年たちが収監された少年刑務所。少年たちは喧嘩をしたり、絆を育んだり、暴力的な看守長の支配下からの脱走を企てたりする(超ざっくりのあらすじ)。 それにしても、ジャニーさんは昔から公私共に、不良や貧乏、母子家庭が大好き。少年だけの世界にこだわり続けるのも、根底には「母親」や「母性」に対する強烈な不信感があるからではないかと、この作品を見てあらためて思わされた。 また、不治の“『ウエスト・サイド・ストーリー』大好き病”を患っているため、少年たちが唐突に喧嘩したり、シリアスな場面で唐突に踊り、歌いだしたりするのは、いつものご愛嬌。「ミュージカル」と呼ぶにはいささかチープな作りは、テレビ朝日で2017年夏に放送されていた、プールやかき氷屋で脈絡なく少年たちが歌い踊る『KINGステーション』にも似ている。 「総勢53名のJr.が出演」と謳うが、基本的にはSixTONES、Snow Manを中心として、そのほかはTravis Japanの宮近海斗や、なにわ男子の西畑大吾と大西流星、Lilかんさいの島崎斗亜、少年忍者の川崎皇輝など、お気に入りのJr.が目立つパートに登場するのみ。メイン格のJr.は舞台経験者が多いことがアダとなって、映像作品にはしっくりこない芝居の大きさが、なかなかに不思議な雰囲気を醸し出していた。 とはいえ、出演者たちに罪はない。彼らは一生懸命指示されたことに従うだけで、物語を果てしなく脈絡なくおかしくしているのは、ほかの誰でもない、ジャニーさんだ。 次のページ 中村嶺亜「即死亡」、室龍太「生き返り」、横山裕「創設者」の不思議 123次のページ 楽天 FREECELL vol.27 SixTONES『映画 少年たち』表紙巻頭 12ページ、写真家・須藤絢乃による赤房メモリアル撮りおろし! & SixTONESによる『映画 少年たち』各キャラ解説座談会 関連記事 なにわ男子の“無臭さ”と、ジャニーズJr.新トリオに香る“ジャニーさん臭”に思うことジャニーズJr.、主流化する「タッキー国」と弱まる「ジャニーさん国」に覚える不安ジャニーズJr.の北川拓実と「5忍者」に燃え上がる、ジャニーさんの舞台への情熱元・東京B少年、あわや「SEX美少年」だった!? 「美 少年」改名と“ジャニーさんの暴走”ジャニーさん大暴走、スペオキ候補の9歳児を「美 少年」で露骨にプッシュ【Jr.チャンネル週報】