ビジネスセンスがあるのかないのか

月1でろう人形にヘアセットをさせる男C・ロナウドが、植毛クリニックをオープン!

2019/03/20 17:07
堀川樹里
本人もろう人形のような張り感に……

 華麗なるプレーはもちろん、甘いマスクと鍛え上げられた肉体で男女問わずファンの多い、プロサッカー選手クリスティアーノ・ロナウド。そんな彼が18日、スペインのマドリードに「植毛クリニック」をオープンさせた。

 米ニュースサイト「TMZ」によると、クリスティアーノ初の植毛クリニックの店名は「Isparya」で、毛髪だけでなく、まゆ毛の植毛も可能だという。フサフサの地毛をセットしてメディア向けのプロモーションに登場したクリスティアーノは、植毛ビジネスに参入した理由を「自分にとって“イメージ”はとても大事。外見は変えられる、イメージはコントロールできるものだと、みなさんにも体感してもらいたい」と説明。ガールフレンドのジョージナ・ロドリゲスが見守る中、「必要な日が来たら、自分も迷わず植毛してもらう」と白い歯を光らせながらアピールした。

 クリスティアーノは自分の愛称「CR7」をブランド名にし、自らがモデルとなって、下着、ソックス、デニムや香水などを販売。自分の記念館を併設したホテルやレストランを経営するなど、手広くビジネスを展開する実業家の面も持ち合わせている。

 下着ブランドの広告ではブリーフ一丁で大股ポーズをとったり、デニムの広告では上半身裸だったりと、ナルシストな性分を存分に発揮。ネットでは「ビジネスをしたいのか、自分の美しさを知らしめたいのか、わからない」と揶揄されることも多い。今回の植毛ビジネス参入のニュースにも「なぜ?」「クリスティアーノの植毛なんて、はやる?」と首をかしげる人が多いようだ。

 欧米では、日本に比べて薄毛が「外見上のコンプレックス」となることは少ない。俳優ジェイソン・ステイサムのように堂々とさらしていたり、ブルース・ウィリスのようにスキンへッドにして「セクシー」「渋い」と評される人もいる。しかし、それでも薄毛を気にしている人はおり、ジョン・トラボルタ、マシュー・マコノヒー、エルトン・ジョン、ビリー・ボブ・ソーントン、アル・パチーノ、ケビン・コスナー、ヒュー・ローリーらのように、「いつのまにか髪の量が不自然に増えていた」と植毛疑惑をかけられるセレブも後を絶たない。それを考えると、植毛クリニックの需要はあるのだろう。


 ろう人形館マダム・タッソーに飾られている“まったく似てない”ろう人形をいたく気に入り、月に1度ヘアスタイリストを派遣して、その時の自分の髪形そっくりにセットさせているという逸話を持つクリスティアーノ。見た目を気にする彼にとって、髪の毛とはそれほど重要なものなのだろう。クリスティアーノ自身は地毛で「植毛モデル」としては説得力がないため、仲のいい有名サッカー選手が広告塔になるのではという期待も集まっているが、はたして……?

最終更新:2019/03/20 17:07
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