サイゾーウーマンコラムオンナ万引きGメン日誌万引きGメンが語る「悪い女」 コラム 【連載】オンナ万引きGメン日誌 万引きGメンが語る「悪い女」! 柳原加奈子似の25歳専業主婦が、微笑みながら明かした逮捕歴 2019/03/09 16:00 澄江 オンナ万引きGメン日誌 ふてぶてしい態度で犯罪自慢!? 「たくさん入れちゃったわねえ」 「やっているうちに、贅沢になっちゃったみたいで……」 身分を確認すると、この店の近くに住む25歳の専業主婦だった彼女は、動揺する様子を見せることもなく、微笑みながら他人事のように話しました。盗んだ商品を買い取るだけのお金は持っているようですが、「お金を払うから許してほしい」というような発言はなく、警察を呼ぶなら呼べといった感じの開き直った態度です。テーブルの上に投げ出された彼女の手を見れば、指にリングの入れ墨が入っており、彼女が持つ犯罪傾向の強さみたいなものも垣間見えました。ぽっちゃりとした体形だからかもしれませんが、とてもふてぶてしい態度で、こうした場面に慣れている様子が伝わってきます。 化粧水や詰替用ボトルの使途を尋ねると、ネット通販で買った高級化粧水の中身を入れ替えて返品していると、少し自慢気に告白されました。それも犯罪だと思うのですが、悪気ない様子で話しているところを見ると、罪の意識はなさそうです。 「あなた、随分慣れているみたいね。こういうことで警察に行ったこともあるの?」 「慣れているわけじゃないけど、3回くらい捕まったことあります。最後の時には、30万円の罰金も払わされました」 「前に、ご家族と一緒に来ていた時も、同じことしていたでしょう? 旦那さんは、このこと知ってるの?」 「…………」 これまで饒舌だった彼女でしたが、都合の悪いことはしゃべらないと決めているらしく、固く口を閉ざしました。その後、警察に引き渡された彼女は、幼い子どもがいることを考慮されて基本送致処分となり、夫が身柄を引き受けることで、その日のうちに帰宅を許されました。共犯者と思しき夫が被疑者の身柄を引き受けにくる現実に、世の中には悪い人がたくさんいると、あらためて痛感させられた次第です。 (貯金、使っちゃったな。次回からは、あの旦那に気をつけないと……) この店における大きな貯金をおろした私は、大好きなビールを片手に溜飲を下げながら、新たな貯金を始めていたことに気付きました。この仕事に、終わりはないのです。 前のページ123 最終更新:2019/03/09 16:00 関連記事 風俗嬢万引き犯と連絡先を交換……! 万引きGメンの「タブー」犯した後輩の思い出“夢の国”では万引きしても捕まらない――保安員があ然とした、都市伝説を信じる高校生の言い分「あの人、見覚えがある……」万引きGメンが捕まえた熟年女性、その正体にスーパーの社長も絶句女子小学生の常習犯を捕捉! 万引きGメンがいまだかつて聞いたことのない「盗みの理由」万引きGメンの私が怒りで震えた――「摂食障害」主張するオンナの“階段での挑発”と“弁明” 次の記事 ホス狂い界隈を絶望させた“女の復讐劇” >