コラム
知られざる女子刑務所ライフ60
元女囚が教える覚醒剤の基礎知識――14歳からシャブ使用、大山倍達孫は脳が縮んでるかも?
2019/03/10 16:00
覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。
■覚醒剤を飲む?
「覚醒剤って、飲み物なんですか?」
編集者さんから聞かれました。一瞬、「カレーは飲み物とか、そういうやつ?」と思いましたが、たしかに普通はポンプ(注射)か炙(あぶ)りのイメージですよね。
編集者さんが聞きたかったのは、4年前に長野の松本でスナックのお客さんが「薬物入り」のドリンクを飲まされた事件で、やっと今年の2月に容疑者が逮捕された件でした。この「薬物」が覚醒剤だったんですね。
この事件は逮捕までに4年かかった上に、逮捕者のうちスナックのオーナーさんは処分保留で3月にもう釈放されています。オーナーさんの弁護士さんは、「殺人未遂なんて大それたものではなく、男女関係のトラブルによるイヤガラセ程度ではないか」と説明しているそうです。「ホストの奪い合い」が原因という報道もありましたしね。
そうかもしれませんが、それにしては入れたシャブが多すぎたようです。慣れてないとマジ死にますよ。ていうか、ちょっとでも入れたらあきまへん。