汚れた下着、オムツの持ち帰りに激怒するママも……トイレトレーニングめぐる保育園との衝突
認証保育園に3歳児になる娘を通わせている優紀さん(仮名)も、トイレトレーニングは保育園でやってもらいたいと考えているという。
「うちの子は、『明かりが暗いから』という理由で、家のトイレを怖がるんです。一人で便座に上がれるように踏み台も買ったのですが、脚が床に届かないので、またがって踏ん張ることができず、まだ家で排便の成功はありません。保育士さんは『成功体験を積み重ねることが自信につながる』と言うのですが、家のトイレだとどうしても失敗してしまうんです。保育園には子ども用の低い便座があり安全なので、まずは保育園で完全にできるようにしてほしいと思っています」
有紀さんは共働きで忙しく、なかなか自宅でのトイレトレーニングに本腰を入れられないという。休日や家では娘をおむつで過ごさせている。
「休み明けの登園などは、トイレで排泄するのがうまくいかずによく失敗しているようです。保育園から、汚れたパンツや衣服の入ったビニル袋をよく渡されます。最初、ビニル袋がロッカーの上に置かれていたので、うちの子が失敗したのが周りに丸わかりでした。園に抗議を入れると、手渡しに代わりましたが、正直不満はほかにもあって……。娘がお漏らしをすると、保育士さんが軽く水洗いをしているそうなのですが、たまに匂いがあるんです。園からの帰りにスーパーに寄ったりもするので、できれば汚れ物は園で洗ってもらいたい。保育園にも伝えたのですが、『衛生上、水洗いしかできない』と断られてしまいました」
0歳児を無認可保育園に預けている博美さん(仮名)は、「使用済みおむつを持ち帰らなければならないのが苦痛」と語る。保育園がある自治体によるが、使用済みのおむつをビニル袋などに包んで渡される園もある。その日にどのような排便をしたか確認できたり、使用枚数を把握できるメリットもあるが、大半は可燃物の日まで家で置いておかねばならず、おむつの処分に困るという。