【連載】モンペと呼ばないで! ~怒れるママたちの叫び~

「野菜中心」「バラン禁止」幼稚園の弁当チェックに悲鳴! 園の教育方針とぶつかるママたち

2019/01/08 17:30
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保育園、幼稚園、小学校、おけいこ事の教室などでは、日々子どもの保護者と施設側の間でトラブルが発生している。ほんの些細なことでも、自分のこと以上に気になってしまうのが親心というものなのか。わが子のことを思ってとクレームを入れるママもいれば、モンペと呼ばれることを恐れて我慢するママも。そんなトラブル事例とママの葛藤をつづる。

 結婚・出産年齢の上昇に伴い、10年前と比べ、30代後半や40代で子どもを持つ親が増えてきた。10代後半や~20代という若年層より、社会経験が長い彼らは、ネットなどで気軽に育児情報が手に入る時代であることもあいまって、周りからの“押しつけ型”のアドバイスを嫌う傾向がみえる。また、一人っ子が増え、親がやや過保護気味になるケースもあるという。そのため、幼稚園や保育園といった幼少期の育児が園側の方針とぶつかるトラブルも、後を絶たないそうだ。

若い保育士の対応に物申すママたち

 関東にある認証保育園に、もうすぐ1歳になる娘を通わせている薫さん(仮名、30代後半)は、現場の保育士の対応について不満があるという。

「うちの子が通っている園は、保育士をある学校から一括で採用しているようで、新年度になると卒業してすぐの保育士が配属されます。こちらから見ると、まだ学生のように見える保育士に、0歳児を任せるのは不安でした。迎えの時も『離乳食は半分食べました』『排便は1回です』など、連絡帳に書いてある通りのことしか言わないんです。つかまり立ちも、いつの間にかできるようになっていたのですが、いつできるようになったのか保育士に尋ねても『ちょっとわかりません』の一言で済ませられました。ほかの園に通っているママは、『今日、初めてつかまり立ちができました』という報告をきちんとされたそうなので、楽しみにしていたのですが……。若い保育士は、何時間おきにミルクをあげて、オムツを替えて、寝かしつけてとマニュアル通りにやっているだけに思えてきて仕方ありません」

バラン両山形1号 1000P OF-44