月刊『テラハ』レビュー

【テラスハウスレビュー】優衣、テラハNo.1「清純キャラ」大崩壊までの“伏線”を振り返る

2019/02/02 17:00
『テラスハウス』(Netflix)公式サイトより

 見ず知らずの男女6人が、シェアハウスで共同生活する様子を記録したリアリティ番組『テラスハウス』。現在、Netflixにて「長野・軽井沢編」が配信中で、ファンは個性豊かな面々の恋愛模様を、一喜一憂しながら、固唾を呑んで見守っている。そんな『テラハ』を愛する“テラハウォッチャー”が、1月の配信分から、グッときた“名(珍)シーン”をピックアップし、思いのままにレビューする。

優衣ちゃん黒幕の幼稚すぎる修羅場(テラスハウス第45~46話)

 少し前まではモデル・りさこと結託し、専門学生・まやをハブっていた大学生・優衣ちゃんだが、今度はりさこの陰口で、まやと意気投合。二人は女子部屋で「りっちゃん(りさこ)はテラスハウスに本心で住んでいないように見える」と、りさこを責め始めた。

 論点の一つである「靴下のおみやげ」事件は、くだらなすぎるがゆえに説明が難しいので割愛する。もう一つの論点となったのは、りさこが入居当初、元サッカー選手の愛大に「カメラが回っていなところで『次のデートで手つないでいいよ』と言っていた」という疑惑だ。つまりりさこが、カメラの回っていないところで、愛大に「二人の恋が進んでいると思わせる演技をしよう」と持ちかけたのではないかという疑いである(こっちも結構くだらない)。

 優衣ちゃんはその話を愛大から聞いたと言い、わざわざ愛大を女子部屋に召喚し、得意げに「あの話をして」と促して証言させた。「信用できなくなった。りっちゃんって、カメラが回ってない裏でそういう約束みたいな会話してたんだって」と被害者ぶって、りさこを追い詰める優衣ちゃんの表情は、とても生き生きしていた。まるで保育園児のケンカのような「言った」「言わない」が繰り広げられ、まれに見る“幼稚な修羅場”となった。

テラスハウス クロージング・ドア