[連載]30代女子の「煩悩部屋」ビフォーアフター【煩悩003-最終章】

“汚ベランダ”を片付けたら花が咲いた!? 32歳女性の汚部屋を4日間で掃除した結果

2018/12/31 18:30

「汚ベランダ」のビフォーアフター

【Before】ベランダの花も、枯れていました

 写真は、Eさん宅のベランダです。枯れた花や鉢植えが、無残に放置されていました。

 趣味の世界でも、園芸は難しいものだと聞きます。細やかな手入れが必要なことから、心の余裕なども関係するのでしょう。彼女の状況が垣間見える汚スポットでした。

 それが、3回目の訪問時には……!

【After】写真右上の鉢に、赤い花が見えますね!

 Eさん自身で不要なモノを処分して、趣味の園芸を再スタートする準備をしていました!

 枯れたように見えていた鉢からは、赤い花も咲いていました。今、生きている植物だけを残して、他のモノはすっぱりと手放しています。


 このように、モノを手放した効果で「本当にやりたかったこと」に向き合えるようになります。部屋の中から余分なモノを排除すると、頭の中の散らかりもスッキリします。

 

【ビフォーアフター】日中でも暗かったダイニングは……

【Before】午前中に撮影したキッチンまわり

 初めて訪問した時の、Eさんのダイニングスペース【煩悩003-1】には、暗い影がつきまとっていました。

 人間は、暗い部屋に住み続けると心が壊れてしまうそうです。モノの影が暗い闇を作り、お金・体力・精神・時間までも奪い続けます。この空間に他人が加わると、言い争いまで起こります。

【After】汚れも一掃して明るさアップ!

 不要なモノを取り除くと、光が注ぐ部屋に変わります。この時、床もしっかりと拭き掃除をすると空気が変わります。


 部屋がリセットできたら、ぜひ、お香などを炊いてみてください。筆者はいつも、浄化パワーを持つホワイトセージを焚くようにしています(※)。部屋が汚れている時に炊くと、煙がモクモクと上がるので、視覚的にも”汚れ”が実感できます。多数の人間が出入りする治療院などでは、1日の終わりの儀式として炊いたりもするそうです。ホワイトセージのほか、香木のヒノキやパロサントウッドも、浄化作用に優れたアイテムです。

※筆者は、そこまで信仰深くはないのですが、掃除の神様だけは熱心に信じております。

クロワッサン 2018年 12月25日号 No.987 [疲れない大掃除、汚さない知恵。] [雑誌]