カルチャー
業界の裏側に迫る
ディズニー裁判、お化け屋敷ブームの弊害……2018年「テーマパーク業界」4大トピック
2018/12/30 19:00
これほど競争の激しいテーマパーク業界であるが、新規参入はまだまだ続いている。最近の日本の新設(また新設予定の)テーマパークといえば、17年開業の愛知県名古屋市・レゴランド(17年開業)、18年開業の東京都渋谷区・JOYPOLIC VR SHIBUYA(ジョイポリスVR渋谷)、19年開業予定の埼玉県飯能市・ムーミンビレッジ、20年開業予定の愛知県名古屋市・キッザニア名古屋。特に注目したいのが、レゴランドとムーミンビレッジである。両者の共通点は、すでに世界的な人気と知名度、そしてブランド力があるものの、日本ではそこまでの人気はないことだ。
まずレゴランドだが、各報道でもあるように、今のところ苦戦しているようである。ディズニーは、混みすぎて「アトラクションに乗れなかった」「ショー・パレードを見られなかった」「あれを食べられなかった」という悔しさにより、リベンジリピートする人が多いのだが、一方でレゴランドは、待ち時間が短いため、その作戦は通用しない。同じ乗り物で何回も客をリピートさせるのは難しいだろう。そこでUSJのV字回復の要因となった“低予算のイベント”をたくさん実施したらどうだろうか。
ムーミンビレッジは今後どうなるか気になる。「レジャージャパン」で、「ムーミンビレッジパーク」を運営する株式会社ムーミン物語の副社長の講演が行っていた。なんでも、ムーミンビレッジは「何もしないということをしに行く」のがコンセプトだという。そしてキャラクターグリーティングを多く導入するといい、これは人気が出るだろうと予測される。
最終更新:2018/12/30 19:00