サイゾーウーマンコラム仁科友里「女のための有名人深読み週報」浜口京子、娘を縛りつける父母の陰 コラム 仁科友里の「女のための有名人深読み週報」 浜口京子、世間が求める完璧な“メダリスト像”のウラに……娘を縛りつける父と母の陰 2018/11/15 21:00 女のための有名人深読み週報 父は娘の「男女交際そのもの」に抵抗感? なぜかというと、親がブレーキをかけているように私には見えるから。 『爆笑!いいね動画シアター』(フジテレビ系)で、浜口が父のアニマルにドッキリをしかけたことがある。浜口がアニマルに、俳優をしている男性を紹介し、結婚していいか承諾を求めるというドッキリだったのだが、アニマルは反対する。その理由が「浜口京子は、自分だけの娘ではない。日本の浜口京子、世界の浜口京子なんだよ」「そんな簡単に京子を持っていかれちゃ困る」というものだ。 メダリストである娘に、有名でもない俳優はふさわしくないと思ったのかもしれないが、どうも男女交際そのものに抵抗感があるように見えた。 また『とんねるずのみなさんのおかげでした』(同)に“石橋温泉”というコーナーがあった。とんねるず・石橋貴明が女性芸能人と温泉に行き、悩み相談に乗るというものだが、ここに浜口が出演したことがある。 例によってくねくねしながら、恋愛がうまくいかない話をしており、そこに「結婚に関してお父さんはこう言っている」といった具合に、親の意見をちょいちょい混ぜる。石橋は「年齢も年齢なんだから、自分の幸せ考えたら?」と正論で返すが、全然響いていない様子。ここでアニマルと母親が登場し、娘に結婚してほしいと口では言うものの、発想が割りとぶっ飛んでいる。 浜口が男性とデートをしていると、両親は「どこかで監禁されているのではないか」と心配になり、家のドアの前でまんじりともせず待っているそうだ。浜口は、両親の愛情エピソードだと理解しているようだが、常識的に考えて、そんな男性はほとんどいないだろう。結局、両親は浜口をいつも自分の目の届く場所に置いておきたのではないだろうか。浜口が恋愛結婚を希望している場合、デートぐらいで文句をつけられているようでは、なかなか先に進めないのではないか。 日本のバラエティーでは、“結婚していない女性”は需要があるので、本心は別として、浜口が“恋愛未経験キャラ”で続けるのであれば、仕事が増える可能性はある。でも、もし浜口が本気で結婚したいなら、とりあえず自宅から100メートルの距離でいいから、鍵を渡さないかたちで一人暮らしをしてみることを勧める。ものすごい解放感に気づくかもしれない。 仁科友里(にしな・ゆり) 1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。 ブログ「もさ子の女たるもの」 前のページ12 最終更新:2018/11/15 21:00 Amazon 世界最強親子、20年の軌跡 娘とだって闘え! そして抱きしめろ! 京子、地の果てまで逃げて!! 関連記事 オリラジ・中田敦彦の「いい夫」エピソードに見る、「仏作って魂いれず」の妙な夫婦関係藤田ニコル、ギャルタレントからオトナに転身成功も……「真面目で親孝行」な一面に募る不安藤原紀香、デザイナー・芦田淳氏への哀悼に見る「人間関係に一生懸命」への懸念高橋真麻、テレビに出るために「不幸でいたい」戦略の落とし穴田中みな実、「ぼっちアピール」や「闇エピソード」に見る“わがままな女王様”の顔 次の記事 JUMP、新幹線移動ナシでバスに >