開けるとお猪口が降ってくる!? 30女キッチンの「吊り戸棚」を800円で整理整頓!
備え付けの吊り戸棚には、2枚の仕切り板が入っています。それで仕切られたスペースを、ひとつひとつ分析していきましょう。
まずは手の届きやすい「1軍」の場所ですが、スペースが大きく設けられているにもかかわらず「空きスペース」があり、せっかくの収納力を活用しきれていません。しかも、モノが不安定に積み重なっているので、落下する危険があります。
扉内の収納は、うまく「空間を区切る」ことでスッキリできます。
この場合、2枚の仕切り板を調節します。次に、モノの出し入れを考えて、それぞれをベスポジに配置していきましょう。手の届く範囲には毎日のように使う「1軍」、ストック類は「2軍」、あまり使わないモノを「3軍」へと分けて考えます。
吊り戸棚にジャストフィットの「100円アイテム」
仕切り板を調節して、空間を3つに区切り、内寸を測ります。空間の高さを有効に使える収納ボックスを選びます。
筆者のオススメは、セリアの「ネームバスケット ディープ」(100円/税抜・約W18.2×D26.4×H14.2cm)です。ほとんどの家の、吊り戸棚にフィットするサイズです。
こうしたキッチン収納では、一見便利そうに見える「取っ手付きボックス」が選ばれがちですが、このネームバスケットのほうが容量も多く、収納力がアップします。底辺に向かって台形になるデザインより、こうした四角形タイプのほうが均一に入ります。取っ手が必要な場合も、穴に結束バンドを通せば、収納力を維持したままで取っ手付きボックスに早変わり!
不安定に崩れるラップ類には、コレ!
引き出しに入っていたラップ類は、吊り戸棚の「1軍スペース」にセットしましょう。ラップ類の収納場所の候補は、一般的に3つあります。
(1)冷蔵庫にマグネット付きのラップホルダー
(2)吊り戸棚用のワイヤーバスケット
(3)引き出しや棚の中
です。
Eさんのキッチンには食器棚がなく、引き出しもひとつです。冷蔵庫は(1)を付けるには小さめですし、吊り戸棚には、ワインホルダーがすでに設置されています。吊り戸棚の中に収納するのがベストでしょう。
ここで便利なのが、セリアの「A4ファイルボックス スリムタイプ」(100円/税抜・内寸 幅5cm)です。プラスチック製なら、奥行きが合わなくてもカッターでサイズ調整が可能です。
【After】吊り戸棚は「こうやって」片付ける!
吊り戸棚の仕切り板を調節して、1つのボックスに1つのグループを収めます。1軍には、毎日使う食器、カップ、ラップ類、保存容器をセット。2軍には、滅多に使わないワイングッズやストック類を置きました。3軍には、モノが増えても困らない「空きスペース」を用意しています。
Eさんは、日本酒のお猪口をコレクションする趣味とワイングラスをよく割る癖がありました。多すぎるモノは使用頻度で分けて(1軍、2軍、3軍)へと収納します。