カルチャー
弁護士に聞く!

吉澤ひとみ容疑者、飲酒ひき逃げで逮捕も……タレントの犯罪は「処罰が軽い」ウワサを弁護士解説

2018/09/08 19:37

 2006年8月、福岡・海の中道大橋で、幼児3人が死亡するという飲酒運転追突事故が起こり、大きな社会問題となった。この事故がきっかけとなって、飲酒運転根絶の動きが高まり、現在「飲酒運転は極めて悪質・危険な犯罪」と世間に広く認識されるようになったのだ。

 そんな中、有名タレントである吉澤容疑者は影響力を持つ身だけに、重い処罰が下されるのではないかといった指摘も出ている。交通事故では、加害者が逮捕されないケースも珍しくない中、今回、吉澤容疑者は逮捕されており、これをどのように解釈したらいいのだろうか。

「今回、逮捕されているということは、つまり『逃亡のおそれ』や『罪証隠滅のおそれ』があったからです。逮捕されたこと自体が、刑罰の重さにストレートに反映されることはありませんが、情状(刑事訴追を行うかどうかの判断や刑の量定にあたって、斟酌される事情)としては『悪く』はたらくでしょう。ケガが軽傷なら『執行猶予』がつけられる可能性もありますが、今後、示談を成立させるなど、反省を示しているかどうかが情状に大きく影響します」

 また、芸能人だから処罰が重くなるのではなく、逆に「処罰が軽くなる」といったウワサもあるようだ。というのも、タレントは逮捕されると各メディアで大々的に報じられ、社会的制裁を受けることとなる。よって、処罰が軽くなるというのだが、山岸弁護士は「このウワサはある意味、本当です」と見解を述べる。

「芸能人が逮捕された場合、テレビ出演などがなくなり稼ぎが減る、マスコミで叩かれる、ということがあります。これらが、いわゆる“社会的制裁”といわれるものです。本来、刑罰と“社会的制裁”は別ですが、開き直る人間を除き、通常は『社会的制裁を受ける→反省する』という図式が生まれるため、情状が『良く』はたらくことになります」

 吉澤容疑者も、この逮捕によって収録済みの番組がお蔵入りとなったり、出演予定のイベント自体がキャンセルとなる可能性もあり、また、当然ながら当面、芸能活動は行えないだろう。ネット上では、「このまま引退でいい」といった声も多数上がっているだけに、社会的制裁を受けていると言えるだろう。

 それでも、山岸氏は今回の事故は悪質だとして、厳しい視線を向ける。

「私は、飲酒運転の時点で『交通ルール違反』、人をひいた時点で『犯罪』、これを放置(ひき逃げ)した時点で『人道に反する』と考えます。子どもがいながら、朝7時の時点で酔っぱらって運転している、という事実関係がある以上、厳罰を望みます」

 今年は、ハロー!プロジェクトが20周年を迎えるメモリアルイヤー。そんなお祝いムードの中で、飲酒ひき逃げ事故を起こしてしまった吉澤容疑者は、いま何を思っているのだろうか。

最終更新:2018/09/08 19:37
アクセスランキング

今週のTLコミックベスト5

  1. 幼馴染は一卵性の獣~スパダリ双子とトロトロ3人生活~
  2. 今宵あなたとひたむき淫ら
  3. 水着をズラした彼のアソコは超XL~更衣室で肉食獣みたいに攻められ乱れて入ります!?~
  4. ニセモノの恋なので溺愛はいりません
  5. アソコのサイズが見えるようになったのですが!?~通常サイズがほとんどなのに会社の隣の彼がXL!?~
提供:ラブチュコラ
オススメ記事
サイゾーウーマンとは
会社概要
個人情報保護方針
採用情報
月別記事一覧
著者一覧
記事・広告へのお問い合わせ
プレスリリース掲載について
株式会社サイゾー運営サイト