サイゾーウーマンカルチャー漫画レビュー「意識高そうなブス」「ブスを言い訳に使うな」顔面批判された女たちの“逆襲”談! カルチャー 「意識高そうなブス」「ブスを言い訳に使うな」顔面批判された女たちの“逆襲”談! 2018/09/14 15:00 Photo by ethermoon from Flickr 先日、自身のインスタグラムで「奇跡の一枚」を披露して話題になった尼神インター・誠子さん。一時は“女ホンコン”と言われていたそうですが、年々美人になっていっているような気がしますね。 誠子さんは今でこそお笑い芸人として人気を博していますが、実は“ブス”を理由に中学・高校の6年間、実の家族に“総シカト”を受けていた衝撃の過去があるそう。なんでも、美人な双子の妹からは「自分の姉だと思われるのが恥ずかしい」という理由で口をきいてもらえず、母親からも“シュレック”呼ばわりをされていたんだとか……。しかし、誠子さんはへこたれず、「絶対にイケメンと結婚して、女として妹たちよりも幸せになる」と決意してお笑い芸人の道へ。ハートの強さに頭が下がります。 女ならきっと誰しもが「ブス!」なんて言われたくないと思いますが、そういえば最近読んだ作品に“ヒロインが冒頭からブスブス言われている漫画”がありました。『ビューティー・バニィ』は、化粧っ気がない素朴で元気な高校生ヒロイン・小羽(こはね)が、クラスメイトのイケメン・伊織(いおり)にいきなりブス呼ばわりされてしまう、ちょっとビックリな作品。 「ブスって言ってるのは、顔のことじゃない」 まずは無料で試し読み! 大手化粧品会社の御曹司であるという伊織は、高校生ながらメイクの天才で、「一度は伊織にメイクをしてもらいたい!」と女子にあこがれられるほど。そんな女子に対して「何千円もするちっちゃい化粧品を買うくらいなら、お米5キロのほうが絶対得だと思うよ!」なんて力説しちゃう小羽でしたが、ある日、伊織にメイクを施されて大変身してしまうのです! しかし、「伊織にメイクされた女の子は、“うさぎちゃん”と呼ばれて、その代償に体を差し出すルールがある」というウワサを聞いて……。これから小羽はどうなってしまうのでしょう!? 年齢を重ねて、“高校生”から遠ざかれば遠ざかるほど「そんなことあるわけないでしょ(笑)」と鼻で笑ってしまいそうになる私ですが、『ビューティー・バニィ』はただの青春漫画では終わらないストーリー性があり、朝になるまで読みふけってしまいました。 「オレがブスって言ってるのは、顔のことじゃない。女であることを怠けて努力しないヤツが許せないだけ」「女の子は誰だってきれいになれるんだ。それだけは忘れんなよ」――そんな伊織の言葉に、「自分には無理なんだ」と諦めていた“小羽の中の女の子”が、動き出すような感覚が手に取るようにわかって……小羽の“シンデレラストーリー”を、思わず応援してしまいます。 22歳OL「意識高そうなブス」「どっからどう見てもコブタ」 まずは無料で試し読み! 「もうそんな青春は卒業したわ」という方には、『麗しのサブリナさん』がおススメ。サブリナこと佐舞沢理奈(さぶさわ・りな)は、小羽と真逆の意識高い系キラキラ女子で、趣味はショッピングとカフェ巡りという意識の高いOLさん。しかし、同僚の男から「どっからどう見てもコブタ」と言われる体形で、通りすがる男たちに「意識高そうなブス」と言われてしまうお顔立ちなんです。 にもかかわらず、「好きな女の子に『ブス』なんて言ってからかうなんてまだまだコドモね? カ・ワ・イ・イ」なんて返しちゃう、超絶ポジティブ女子だから、これまた痛快。読んでいくうちに、サブリナさんがどんどん可愛く、魅力的に見えてくるんだから、さらに最高です。それに、友人思いだったり、自分のことを全面的に愛する姿は、間違いなくかわいい。なんだか、「結局ブスって、内面からやってくるのでは?」という真理にたどり着いた気がします。 私もサブリナさんのように「ようやく私の魅力に気づいたのかしら?」と男に言えるくらい、外見も内面も“脱・ブス”していこうと思えたのでした。 (ヨコシマリンコ) ・まんが王国 ※当記事はPRです 最終更新:2018/09/14 15:39 次の記事 Sexy Zone・中島、ゴチ新メンバーから苦言!? >