[連載]イケメン探して世界一周! “外専女子”なオンナたち -011-

「英会話カフェ」で意外なバトル!? 外専女子が見た、ダメ日本男子の「そういうとこだぞ」

2018/08/14 19:00

 英会話カフェにて、若い女の子の元にはいかず、アラフォーおばさんである私の目の前に座ってきたイケメン外国人男性。やっと本番(?)ぽくなってきたぞ。

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イケメン外国人を阻む「アカンTシャツ」

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 彼はセルビア出身で33歳。福岡や香港、シンガポール、上海あたりを行ったり来たりして、仕事はスカイプなどオンラインで英語を教えているという、いわゆる「ノマドワーカー」のようです。短髪で清潔感があり、片想いしていたドイツ語の先生、フリードリヒをほうふつとさせる感じ。このお店の常連で、マスターの仕事を手伝ったりもしているみたい。

 この人いいかも……なんて一瞬思いましたが、彼の着ているTシャツが……。大手のジーンズメーカーの名前がどーんと印刷されているそれは私的に「アカン」Tシャツ。決して、オシャレな男性が好きというわけではありません。でもTシャツに露骨なブランドロゴ、変な欧文や日本語プリント等が、生理的に全く受け付けないのです。


 即時にハートブレイクしたおかげで、私は彼と気負わず会話することができました。自分は漫画家で、今年の9月に、オランダはアムステルダムへのひとり旅の計画があることを話してみると、みるみる彼の顔色が変わってきたではありませんか。

「オランダ人の身長は、女性でも170センチはあるんだ。キミはすごく小さい(152センチ)、だからキミのような人は絶対にメインストリートから外れた小道に入ってはいけない!! デンジャラス!!」

 と力説。さらに、道ばたで似顔絵描きをして、物々交換をする予定だと話すと

「キミはプロの漫画家だ!! お金を取るべきだ!!」

私「えっ、じゃあ3ユーロくらいもらおうかな……」


「それは少なすぎだ!!」

 え、ええ〜? 少なすぎ? ……何を話せばいいのかわからなくなってきたところで、先ほど入店してきた日本人男性3人のうちの、おとなしそうな子が会話に入ってきた。31歳、会社員でここにはたまに3人で来るという。地味な感じで印象も薄い彼は、A子ちゃんの元にも行かず、私とセルビア人男子に混じり、3人で世間話をしていました。

 ほかの日本人2人とスリランカ人男子はA子ちゃんに夢中、なかでも目立っていたのは、増毛に成功した「トレンディエンジェル」といった感じの男性(以下、斎藤さん)で、スリランカ人男子を面白おかしくダシにしておいしいところを持って行こうとしている作戦が見え見えで痛々しい……。なんだかやっぱり、日本人ってストレートじゃない。

 スリランカ人男子はそんな斎藤さんを適当にあしらい、マイペースで場の雰囲気を盛り上げつつ、A子ちゃんとLINEのID交換をしている。オトナだ〜と思っていたら30歳。22歳くらいだと思ってた!

 英会話カフェの客の年齢層は、割と高め。おそらく若い在日外国人は、年齢制限(25歳までとか)のあるインターナショナルパーティー(国際交流パーティー)に集まるのではないか、と推測。英会話カフェは、アラサー、アラフォーにとっては落ち着いてじっくりお話ができる良い「狩り場」なのかもしれません。

 さて終電も近づき、私とA子ちゃんはお店を後に……。

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