「強烈すぎる!」『この世界の片隅に』第2話、周作に思いを寄せる幸子に視聴者大ハマリ
7月29日夜10時から第3話が放送される、松本穂香主演のドラマ『この世界の片隅に』(TBS系)。初回視聴率は10.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、第2話10.5%と2週連続で2桁をキープしている。
アニメ映画がロングランヒットを記録したことも話題となった、こうの史代氏の『この世界の片隅に』(双葉社)。ドラマ版では約3,000人の中からオーディションで選ばれた松本が、主人公の“すず”を演じている。物語は太平洋戦争中に広島県・呉へと嫁いだすずが、夫の北條周作(松坂桃李)、義母・サン(伊藤蘭)、義父・円太郎(田口トモロヲ)、義姉・径子(尾野真千子)らとともに、前を向いて健気に生きる姿が描かれる。
第2話ですずは、新たな生活に馴染もうと奮闘。慣れない環境に戸惑いつつも、道すがらに出会った刈谷幸子(伊藤沙莉)、堂本志野(土村芳)ら同世代の女性たちと打ち解け、周囲の人々との交流も芽生えてきた。しかし、サンに対する遠慮から北條家の習わしを聞くことができず、徐々にストレスを抱えるようになってしまう。
さらに、周作の姉・径子(尾野真千子)が娘の晴美(稲垣来泉)を連れて北條家に帰ってきた。嫁ぎ先の黒村家と折り合いが悪い径子は、「しばらく戻らない」と宣言。さらに、北條家の家事は自分に任せ、すずは実家に帰るよう言い放った。周作は反対したものの、径子の意見に賛同するサン。すずは、嫁いでわずか1カ月ほどで実家に帰ることとなった。
実家で食卓を囲むすずに、両親も「それは帰らされたんじゃない」「まだひと月しかたっとらんのに、何やっとんじゃまったく」と困惑の表情。この先どうすればいいのかと考えあぐねていたすずだったが、川べりに腰かけてキャラメルを口にしようとした際、脳裏にある光景がよぎった。そして、幼少時代に人さらいに遭ったところを助けてくれた少年が周作であると気づいたすずは、北條家に戻る決意を固めるのだった。
「第2話では、すずと親交を結ぶ幸子役の伊藤沙莉に注目が集まっています。幸子は幼い頃から周作に惚れていたというキャラクターで、すずとの対面時には周作への感情を匂わせながら早口で自己紹介。矢継ぎ早にまくしたてつつも、『まだ嫁に行ってません』『幸せな子と書いて幸子なのに幸せになっとりません』とすずへの当てつけも挟み込んでいました。幸子のキャラに視聴者は爆笑したようで、『あかん、幸子が強烈すぎる!』『大好きすぎるキャラが現れた!』『伊藤沙莉の演技、面白すぎでしょ』といった声が続出しています」(芸能ライター)
第3話では、呉に初めて空襲警報が鳴り響く事態に。徐々に戦争の色が濃くなり、北條家は刈谷家と合同で防空壕を掘ることになる。戦火が迫る状況下だが、すずは今さらながら周作がかっこよくて仕方がない。ことあるごとに見とれてはデレデレするすずだったが、周作に別の結婚話があったことを知ってしまう。
モヤモヤを抱えてしまったすずは、晴美と蟻を見ていた際に誤って砂糖を水がめに落としてしまう。高級品の砂糖を無駄にして落ち込むすずは、サンからお金を渡されて闇市で購入するよう促される。
「第3話の予告から、周作と関係がありそうなキャラクター・白木リン(二階堂ふみ)が物語に大きく関わってくることが分かります。リンは呉にある遊郭の遊女で、予告にはすずと会話を交わす場面も。視聴者からは『すずさんとリンのやりとりがどう描かれるか気になる!』『リンの雰囲気を見ると、二階堂ふみってベストマッチだよね』と期待する声が見られました」(同)
リンの存在が、すずと周作の間にどんな影響を及ぼすのか。次回も目が離せない!