現役&元・吉原ソープ嬢対談【前編】

吉原ソープ嬢の恋愛・セックス・男性観――2万人とヤッた女がたどり着いた答え

2018/07/15 21:00

娘2人が「今度は私も働く」と風俗嬢に

――ちょっと話は変わるんですけど、ゆかさんの娘さんも今、風俗で働いていると伺ったのですが、どのように知ったのですか?

ゆか 私が直感で気づいて。知ったときは、ショックでブチ切れて、フォークで娘の頭を刺したの。

曼 なんでショックだったんですか?

ゆか うーん…………。私みたいな、つらい思いするのかって……。やっぱりつらかったんだよね。生活のためにとはいえ、仕事がつらかった。

曼 逆上しちゃったのは初めてだった?


ゆか そうそう。私、あんまり子ども怒らないから。手も上げたことないし。娘たちも10代の頃とかに、私がソープで働いていることを気がついてたのよね。「じゃ、今度は私も働く」っていう感じで……。でも、やっぱり評判悪い店も知ってるから、「20歳で若いんだし、高いところで働きなさい」って、娘にお店を紹介したっていうか……。私もひどい親だよね。

曼 娘さんお二人ともですか?

ゆか そう。そしたら、紹介した店の面接が通って、そこで4~5年ナンバーワンになって、随分良い思いもしてたみたいね。でも最近はいつも「今日、お茶(※お茶を引く:客がつかないこと)だ」って言ってるから「ペチャパイなんだから、おっぱいあげる努力しなよ」「もうちょっと服も派手にすれば?」「お茶引いて、よくそんなにのんびりしていられるね」って指導してるから。ひどい親だよね、私。

曼 時代が違いますしね。今やってる人は、お茶引くのは普通にありますからね。

ゆか お茶引くのに慣れちゃって「えへっ」なんて言ってるから、お店変えればいいのになって思ってる。でも、もう36~37歳の大人だしさ。


曼 限界ぎりぎりですね。40歳まで。

――ゆかさんは、若い頃に離婚されて、再婚されていないんですか?

ゆか してないです。お客さんから何回かプロポーズされたけれど、やっぱり仕事を選んじゃう。やっぱりお金の力ってすごい。恋愛よりもお金。

曼 恋愛はしていなかった?

ゆか 恋愛したかったら、ホストクラブに行ってた。今もあるけど浅草の「Minami」ね。ホストでも5000~6000万円は使ってると思う。1日に100万単位でドンペリ、リシャール入れたりして。シャンパンタワーは、「はやらないからやりたくない」って言われて、その分は裏っ引きしたりね。やっぱり、子育てと仕事で悶々としてたんだよね。彼氏もいないし。

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