インタビュー

「その塗り方NGです」皮膚科医が、間違いだらけの「日焼け止めの塗り方」をぶった斬り!

2018/06/29 14:30

医師が教える日焼け止めの正しい使い方

――日焼け止めの効果でSPFとPAというものがありますが、どのような意味ですか?

矢沢 SPFはUV‐B波を防ぐ効果を表しています。紫外線に当たってから日焼けするまでは、個人差はありますが20分ほどです。その時間をどのくらい遅らせられるかを示しているのがSPFの数値。SPF20であれば、20分の20倍の約400分、SPF50なら約1,000分遅らせることができるということです。PAはUV‐A波を防ぐ効果を表していて、「+」の数が多いほど効果が高くなります。

――SPFの数値やPAの効果が高いほど、より紫外線を防いでくれるということでしょうか?

矢沢 はい。SPFの数値が高く、PAの「+」が多いほど、紫外線を防ぐ効果が高いと考えていいです。通勤時はSPF20~30、レジャーならSPF50といったように、自分が紫外線に当たる時間を基準にして数値を決めるのが望ましいでしょう。とはいえ、きちんと塗れていなければ意味がありません。塗り方や塗り直すタイミング、塗る量をもっと意識してほしいですね。

――日焼け止めはどのように塗ればいいのでしょうか?


矢沢 効果の高さがどのくらいであれ、基本は2~3時間おきに塗り直しましょう。顔など凹凸のある部分に塗る際は、まずパーツごとに日焼け止めを乗せ、ムラにならないように均等に伸ばします。鼻や頬など骨が出っ張っているところは、重ね塗りすると効果的です。塗る量は、顔全体でだいだい500円玉大。よく、少量を薄く延ばして塗っている人を見かけますが、日焼け止めメーカーが効果を確認した量より少ないと、パッケージに記載しているほどの効果を得られなくなってしまうので、表示通りの量を塗るようにしてくださいね。逆に多すぎると、たっぷりつけた安心感で塗り直しを怠りやすいので、塗り過ぎにも注意です。

――SPFの数値が高いものでも、2~3時間おきに塗り直す必要があるのですか?

矢沢 数値が高いほど日焼けを先送りできますが、汗や擦れで落ちることもあるし、日焼け止めに含まれる紫外線吸収剤は一定量の紫外線を吸収したら効果が弱まるので、こまめに塗り直した方が確実です。ウォータープルーフも、汗や水にある程度の耐性はあるものの、洗ったり擦ったりすれば落ちるので、やはりこまめに塗り直す必要があります。効果を過信していると日に焼けてしまいます。

――顔の場合、ファンデーションに含まれるUVカットだけでは物足りないですか? メイクをしていると塗り直すのは大変なのですが……。

矢沢 ファンデーションにUVカット機能があるものでも効果はあります。また、パウダータイプのファンデーションは、パウダーの成分が紫外線を跳ね返すとされているので、日焼け止め同様の効果があるといわれています。近所の買い物などわずかな時間であれば、わざわざ日焼け止めを塗らなくてもパウダーファンデーションだけで十分と言っている先生もいますね。なので、塗り直しはパウダーファンデーションで対応すると、メイクをしたまま、こまめに対策できると思いますよ。


――日焼け止めを塗っていても、日傘や帽子、アームカバーなどでの対策は必要ですか?

矢沢 頭皮のように日焼け止めが塗れない部分もあるし、塗りムラがあったり、汗や摩擦などで落ちたりすることもあるので、あわせ技の方がより確実に紫外線をカットできると思います。なお、グッズを使う場合は「遮光率100%」にこだわるのがおすすめです。遮光を謳っている商品の中には完全ではないものも多いので、遮光率がわからない場合は、日にかざしてみて透けていないものを選ぶとよいですね。もし光が透けていたら、それだけ紫外線を通しているということです。皮膚がんのリスクや免疫力の低下、またシミやしわになるという悪影響を考えると、やはり紫外線対策はしておいて損はありません。できる限りの対策はした方がいいと思います。

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