サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」勝間和代が“カミングアウト”した意味 コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第415回】 勝間和代、確固たる地位も経済的基盤もある有名評論家が“カミングアウト”した意味 2018/06/05 21:00 女性週刊誌ぶった斬り!勝間和代LGBT 日大アメフト問題への意外な指摘 日大アメフトの危険タックル問題は、日大の対応の悪さもあり、日大そのものの体質にまで批判が殺到。ワイドショーも連日この問題を取り上げ続けている。そんな中、「セブン」の“汚い大人の事情”とのタイトル記事。ワイドショーと同様、アメフト部の内田正人前監督やいまだ会見さえ開かない田中英寿理事長への批判かと思ったが、その予想はいい意味で裏切られた。 そこに書かれていたのはメディア報道に対する考察、批判だったから。 記事では、あの危険タックルの迫力ある、しかもクリアーな映像がなければ、ここまで騒動は広がらなかったとして、こう指摘している。 「『タックル映像』が初めて『めざましテレビ』(フジテレビ系。5月14日放送)で流れると高視聴率をマーク。テレビ業界にはその噂が広まり、後追いするワイドショーやニュース番組が続出。あれよあれよという間に“社会現象”になった」 さらに5月23日の内田前監督らの会見にしても、“画”が欲しいテレビ局が女子アナなどを送り込み、何度も同じ質問をしたという。 「他の記者が同じ質問を聞いたら自分はその質問はしないものです。しつこく聞いたのはテレビ局の都合のように感じます。(略)“ウチの女子アナが活躍していますよ”というアピールにも見えます」(記事中の立教大学メディア学・砂川浩慶氏コメント) わかっちゃいるが、数字、数字、ということだろう。もちろん、危険タックルを指示したのにシラを切る内田前監督はじめ、日大の体質は問題があることは当然だ。しかしこの間、財務省の決裁文書改ざんや加計学園問題でもさまざまな動きがあったが、それ以上にまさに血眼の“日大”報道を繰り返しているテレビ、ワイドショー。日大の“大人の事情”同様、テレビ局の“大人の事情”もえげつない。 広瀬香美の事務所トラブル。またしても“芸名を使わせない”騒動だ。これを取り上げた「週刊女性」は、「“辞めたら芸名を使わせない”は、“事務所のいうことを聞け”ということ。これはもう嫌がらせですよね」との弁護士コメントを掲載、今回の事務所のやり口を糾弾した。しかし――。のん(本名・能年玲奈)に同様のトラブルがあった際には“能年が洗脳された!”と大々的に報じてたっけ。今回も能年の話は一切なし。事務所との関係で、立ち位置はコロコロ変わる。 前のページ12 最終更新:2018/06/05 21:00 Amazon カミングアウト (朝日新書) 「同棲美女恋人」って表現どうなの? 関連記事 中居正広の独立はない!? 「新しい地図」との差を生んだ残酷な1年小室哲哉、西城秀樹、坂口憲二……超高齢社会を象徴する“病気ネタ”満載の「女性自身」嵐がギャラ値引きでピンチヒッター!? 女性週刊誌が取り上げるTOKIO「山口達也問題」の影響ジャニーズ事務所を契約解除となったTOKIO山口達也の“甘さ”を指摘する「週刊女性」渋谷すばるの関ジャニ∞脱退とジャニーズ事務所退所をバッシングする「女性セブン」 次の記事 人に化ける猫がお爺さんに恋心を抱く『三姉妹』――「新感覚官能」のユニークな世界 >