サイゾーウーマンコラム元極妻・芳子姐さんのつぶやき元極妻が語る、受刑者が逃亡する心理 コラム 「元極妻」芳子姐さんのつぶやき25 松山刑務所の脱走犯は逮捕されて「ほっとした」!? 元極妻が語る、受刑者が逃亡する心理 2018/05/06 16:00 刑務所元極妻・芳子姐さんのつぶやき Photo by kagawa_ymg from Flickr 今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。 ■脱走の理由は「人間関係」 4月30日、愛媛・今治の松山刑務所の作業場から脱走していた受刑者のHさんが20日以上の逃亡の末に逮捕されましたね。ひとまず誰かを殺したり、本人が死んだりしていなかったので、ほっとしています。 報道によると脱走の理由は「人間関係」で、刑務官のいじめも指摘されているそうですね。松山刑務所は処遇の厳しさで知られる施設ですから、若いHさんには耐えられなかったのかもしれません。逮捕容疑は単純逃走だけのようでしたが、これから窃盗罪や住居侵入罪もつくでしょうから、服役期間も長くなるでしょう。若いんだから、がんばってほしいですね。 ■「捕まってほっとした」 今回に限らず、逃亡犯はむしろ捕まって「ほっとした」と言うことが多いですね。1997年の山口組の若頭射殺事件のヒットマンの1人は、16年にわたる逃亡生活を経て2014年に逮捕されましたが、やはり「ほっとした」と漏らしたと報道にありました。20年近くもどんな思いで逃げていたのかを考えると、「やっぱりヤクザの末路は哀しいなあ」と思ってしまいます。逃げるくらいなら事件を起こさなきゃいいのに……と言うのは簡単なのですが、そこは「ヤクザの諸事情」というやつですね。生きるためには致し方ないこともあるんですよ。 ていうか、Hさんは13年に逮捕(パク)られるまでに121件もの窃盗や車上荒らしを重ねていたそうですが、それまで警察はナニをしてたんでしょうかね? 今回だって、すぐにパクられると思ったのに、時間がめちゃめちゃかかったのはどういうことなんでしょう? 次のページ ヤクザの親分の家は、人間関係のうまくいかない人たちが集まる「場」 12次のページ Amazon 山口組三代目 田岡一雄自伝 関連記事 ハッテン場で強盗殺人後に自殺……元極妻が語る、元ヤクザ「夜回り組長」の哀しき末路実は「純愛」に憧れるヤクザたち――元極妻が明かす、“カタギのネーチャン”への恋心ヤクザと警察官の禁断の恋! 元極妻が明かす「とにかく女性を口説きたい」男の心理元極妻が語る「脱獄」問題――実は結構ある“報道されない”刑務所での逃亡とは?元極妻が教える「職質」の心がまえ――しつこく聞いてくる“おまわりさん”をかわす裏ワザ