サイゾーウーマンカルチャーインタビューなぜ父母は“わが子の就活”に精を出す? カルチャー インタビュー【後編】 親が企業説明会に乗り込むことも……なぜイマドキの父母は“わが子の就活”に精を出すのか? 2018/05/04 18:00 インタビュー ――逆に、どのような介入が適切なのでしょうか? 齋藤 私がいつもお伝えしているのは、時代が変わったことを理解して、固定概念でのアドバイスは避けてくださいということですね。親御さんはついひとつの企業に固執しやすいのですが、いくつかの企業をフェアな状態で見させ、実際に見たあとで感想をヒアリングするなど、子どもが自ら行きたいと思えるようにすることが大切だと思います。また、就活中はマイナス思考に陥りやすく、同じく就活をしている友達には悩みを打ち明けにくいとふさぎ込んでしまう子も多いので、話を聞いてあげてほしいです。内にあるものを引き出すような関与の仕方を意識して、余計な一言は言わないように(笑)。親の適切なサポートは、子どもの気持ちを楽にして、前を向けたり、本領を発揮できたりと、いい結果へ導くことにもつながるんですよ。 ――親のサポートに関して、子どもたちは実際どう感じているのでしょうか? 齋藤 2割の学生は、適切なサポートに感謝していると言っています。ただ、残りの8割は反対しています(笑)。アレしろコレしろと必要以上に首を突っ込まれて、「ウザい」と感じてしまっているようですね。つまりは、介入しすぎな保護者の方が多いということです。就活時期になって、突然口を出してくるのも「ウザい」と思われる原因の1つなので、日ごろから会話を大切にしてほしいなと思います。とはいえ、反対している8割の子どもたちも、うっとおしがってはいるものの、親が心配している気持ちはちゃんとわかっているようですよ。 内定塾公式サイト 前のページ123 最終更新:2018/05/04 18:00 Amazon 就活のやり方[いつ・何を・どう?]ぜんぶ! 2020年度 子どもが就職できなかったらそれこそ親も死活問題だもんね~ 関連記事 お受験写真は「合否すら左右する」!? 人気写真館が明かす、名門小に挑戦する親子たちの真実私立中の懇談会で「こんな偏差値の低い学校に」と泣く母――中学受験での不合格は“負け”なのか?中学受験は母を狂わせる!? 「名簿にいない子が入学式にやって来る」騒動はなぜ起こるのか?「親に逆らえない」「やりがい搾取」「こだわり自滅」女子学生の就活問題と企業意識の現在「婦人公論」の“親子貧困”特集にみる、家族という“普通”の揺らぎ 次の記事 「下品」と批判浴びたタレント画像集 >