「おっぱい触っていい?」福田事務次官の“声”が示唆する逃げ道
――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!
◎後継者?
Superfly・越智志帆結婚。発破するような歌唱力。湿気少なめな歌詞のベクトル。しっかりメイクだが盛り少な目に見える顔まわり。髪形の方向性……。彼女こそ、21世紀の水前寺清子といえよう。結婚おめでとう、シータ。
◎予測不能
「貴乃花の名前を下ろさせていただきたい」。何を考えてるのか、ますます五里霧中な貴乃花親方。まずそのサングラスはどうした。
相撲協会も、以前のような、親方の言動にいちいち反応してのアウトレイジ的敵対というよりは、「もー、なんかホントにキモいんですけど、この人ぉ」と、親方をハレモノ扱いし遠ざけている印象である。
看板から「貴乃花」を消した後、どんな名称になるのかまだ未定とのことだが。「新・二子山部屋」かな、それとも「オフィス花田」かな。いろんな候補はあるにせよ、いよいよ名実ともに「任侠団体貴乃花部屋」スタート! ってことになるんだろうなきっと。
◎影武者
「おっぱい触っていい?」「うんこ!」「手ぇ縛っていい?」。そんな自分の音声が出たら、普通は赤っ恥で平謝りだろうに。「私の声かどうかわからない」で開き直り。いっそのこと、「あれは私ではなく、遠藤憲一の声です!」と言いきってみちゃどうか。
『バイプレーヤーズ』(テレビ東京系)好きには身を切られるようにつらい話だが、ほんとそっくり。ひょっとしたら逃げ切れるかもってレベルで。少なくとも「あれはセクハラじゃない!」よりは勝算あると思う。
今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。