TOKIO・城島茂の“結婚”をめぐる「女性セブン」と「女性自身」のスクープ争奪戦
ビートたけしが3月いっぱいで事務所を独立することが明らかになったが、クローズアップされているのが新事務所を一緒に設立した“愛人”の存在だ。この愛人の存在は2014年7月の「週刊文春」(文藝春秋)でスクープされたものだが、たけしは40年来連れ添ってきた幹子夫人との離婚を示唆、さらに“幹子夫人に全財産の100億円払ってでもA子さん一緒になりたい”と言うほど入れ込んでいた女性。そのため、周囲の関係者も困惑し、2人の関係を心配もしていたというが、それが事務所独立という形で現実化して、再び表に出てきた形だ。
そして「自身」には、2人の関係と独立までの詳細が記されているが、結構びっくりする。
何しろこれはでこだわらなかったギャラに関しても、事務所社長や一部の社員が利益を独占しているのではと疑心暗鬼になるほど、たけしはこの愛人と出会ったことで大きく変わってしまったらしいからだ。
さらに記事には、これまで愛人がいても本妻優先だったたけしが、今や愛人優先になり、その愛人が「私の将来も考えて!」と訴えると、オフィス北野を辞めて新事務所を設立したという今回の経緯や、新事務所にはたけしが死亡した際のことまでが想定された資金増資も行われていたなどの“ハマりっぷり”が紹介されている。
まさに、なりふり構わぬたけしの老いらくの恋ぶり。ここ数年、大物芸能人たちが晩年に出会った女性をめぐり多くの騒動を巻き起こしてきた。やしきたかじんの『殉愛』騒動、高倉健の養女問題、死の直前に入籍した宇津井健の遺産問題など、晩年になって出会った女性に、周囲が困惑するほどハマり、そのためにトラブルが勃発してきたが、たけしまでもが――。今後、この独立が特に映画製作に大きく影響すると指摘されるが、なんらかの金銭トラブルも必至で、大物芸能人がまたしても晩節を汚してしまうのかも。
幸せだけだとネタにならないからといって、ちょっとひどいと思ったのが、「週刊女性」の宮沢えりと森田剛の結婚記事だ。クローズアップされているのは森田の元カノ。2人が結婚に至らなかったのは、仕事がセクシー女優だったことで「世間から厳しい目で見られている」とか「周囲の人はほとんど彼女との結婚には否定的」とか「結婚相手の“格”」など元カノを貶めるような言葉がちりばめられている。いずれも“森田の友人”や”芸能レポーター”のコメントだが、記事全体が元カノを貶めている印象だ。とっても差別的。