サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」「ジャニーズVSアンチ」の女性週刊誌 コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第401回】 イノッチ、山下、香取……女性週刊誌であらわになった「ジャニーズVSアンチ媒体」の情報戦 2018/02/20 21:00 ジャニーズ女性週刊誌ぶった斬り! 「女性自身」3月6日号(光文社) 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! 確定申告のこの時期、本当に苦しい。面倒で複雑な数字と細かな領収書。嘘をついて、出世して、会見拒否して、人目を避けるように逃げ回る佐川宣寿国税庁長官に対し、多くの納税者が納得いかない気持ちになるのは当然だろう。申告書と闘ううち、怒りで目つきがおかしくなった。 第401回(2/15〜12/20発売号より) 1位「有働由美子アナ 非婚宣言のカゲで…『あさイチ』降板に秘めていた女心『彼と決めた未来へ!』」(「女性自身」3月6日号) 2位「香取慎吾 『クソ野郎と美しき世界』の撮影現場に潜入」(「週刊女性」3月6日号) 3位「石原さとみ 山下智久 恋のけじめつけた夜」(「女性セブン」3月1日号) NHKの有働由美子アナの身辺が騒がしい。『あさイチ』降板が公表され、それをめぐっていろんな報道が出ているからだ。 そんな中、今週の「女性自身」が着目したのは、有働アナの“結婚”だ。降板の理由として「プライベートを充実させたい」と報じられていることから、「まあ、そうくるだろうな」という切り口である。 4年前に発覚した有働アナと地方在住の会社社長との熱愛だが、昨年11月に有働本人が「結婚はありません」と答え、破局説も飛び交った。「結婚はしない」と言っただけで“別れた”とは一言も言っていないにもかかわらず、破局報道。やはりマスコミの思考回路や体質はどんどん古臭くなることを実感させるが、「自身」は今回、有働のお相手社長に2人の現状を直撃している。 ほぼノーコメント。あとは、今後の有働の身の振り方を、ほぼ推測と思えるコメントで紹介していくのだが、これで2ページもの誌面を埋めなくてはいけない苦労がしのばれる記事だ。 しかも、同時降板するV6・井ノ原快彦に関する情報が皆無だったことも残念である。というのも『あさイチ』降板問題で、女性週刊誌による“当てこすり”が続いていたからだ。 先週の本欄でも紹介したが、井ノ原降板をスクープしたのは2週間前の「週刊女性」(2月20日号)。その理由を“有働アナとは一蓮托生だから”としていたが、これに噛み付いたのが先週の「女性セブン」(2月22日号)だった。「週女」が報じた“一蓮托生”説を真っ向否定、返す刀でそもそもイノッチが辞めることが先に決まっていて、それを知った有働アナも一緒に降板することを決意したのであって、順番が逆だと指摘したのだ。その背景にはジャニーズ事務所の何らかの事情があるはずで、ここに「自身」もどう絡んでくるか期待したが、残念ながらそうはならなかった。 でも、この件に関し興味深い報道がなされている。それが現在発売中の「週刊現代」(3月3日号/講談社)の「週刊テレビおやじ」というコラムだ。記事によると有働アナ降板に対しジャニーズ事務所が「聞いていない」と激怒、その結果、イノッチ降板が決定したという。それだけではなく、1月27日にNHKでジャニーズを独立した草なぎ剛主演の赤報隊をテーマにしたドラマが放送されたが、これにもジャニーズは怒り心頭。そのためジャニーズとNHKの決別さえもあり得ることが指摘されているのだ。 面白くなってきた。女性週刊誌もジャニーズ大本営VSアンチで、さらなる情報合戦をやってほしい。 次のページ 元SMAPと山下智久の扱い 12次のページ Amazon ウドウロク 関連記事 山下智久、中居正広、キスマイ……いまだ女性週刊誌に残る“SMAP独立騒動”の余波小泉今日子、“不倫告白”の衝撃! 芸能マスコミによる「バーニングタブー」への手のひら返し小室哲哉の不倫&引退会見があらわにした、フジテレビほかマスコミの“勝手な”認識渡辺謙との離婚を明言しない南果歩が漏らした、「女性自身」と芸能事務所の“癒着”宮沢りえとV6・森田剛の交際順調ぶりを伝える「女性自身」「女性セブン」の“不自然”さ