コラム
長期不倫ルポ「私たちってヘンですか?」

「産まないという選択肢はなかった」W不倫12年、“彼”との子どもを育てる女の決意

2018/03/14 21:00

 その後、ダイキさんにも子どもが産まれた。リカさんの末っ子が3歳になったとき、彼女はまたダイキさんに呼び出された。ダイキさんが転勤になったのだ。

「このときは喫茶店で会いました。ダイキ一家とうちは親戚といってもいいくらいの付き合いで、家も近かったしダイキの奥さんもかわいい人で。もう2人きりの関係はあり得ないと思っていた。ところがダイキは、『リカさんのことが忘れられない。つらい』って。奥さんもいい人だし、日常に不満はないんだけど、私を思うと胸が締めつけられるんだ、と。そんなこと言われても困りますよね。だけどそこが私のダメなところで……」

 押しに弱いのか、その日もまた、リカさんはダイキさんとホテルへ行ってしまう。2人の関係が復活してしまったのだ。一夜限りのはずだったのに……。実はリカさん自身、ダイキさんのことが忘れられなかったことに、ようやく気づいたのだった。

 ダイキさんが転勤する直前、2人は関係を復活させた。そしてそれ以来、年に数回、会っていた。

「3年前、ダイキがまた東京に戻ってきて……。ダイキにも2人の子がいます。お互い40代でいい大人なのに、思い切れないでいる。あのとき、私が自分の気持ちを見て見ぬ振りをしていれば、ダイキとの二度目はなかった。そうすれば今もなかったはず。だけど、私自身、ダイキのことが好きだったんですよね。そこには蓋ができなかった」

 フウッと大きなため息をついて、リカさんは「他人にウソはつけても、自分の気持ちにだけはウソをつけないですね。それが、私のいけないところなんでしょうけど」と自嘲気味に言った。

アクセスランキング

今週のTLコミックベスト5

  1. 幼馴染は一卵性の獣~スパダリ双子とトロトロ3人生活~
  2. 今宵あなたとひたむき淫ら
  3. 水着をズラした彼のアソコは超XL~更衣室で肉食獣みたいに攻められ乱れて入ります!?~
  4. ニセモノの恋なので溺愛はいりません
  5. アソコのサイズが見えるようになったのですが!?~通常サイズがほとんどなのに会社の隣の彼がXL!?~
提供:ラブチュコラ
オススメ記事
サイゾーウーマンとは
会社概要
個人情報保護方針
採用情報
月別記事一覧
著者一覧
記事・広告へのお問い合わせ
プレスリリース掲載について
株式会社サイゾー運営サイト