清水良太郎、極楽とんぼ・山本圭一……芸能界のポンコツたちが集まるアノ場所
――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!
◎白球に夢中
今、草野球に夢中になっているという清水良太郎。毎日のように野球場に足繁く通って汗を流しているという(対戦相手の知人談)。よかったよかった。仕事もせずに趣味三昧が許される、二世ならではの更生法ではあるが。同じ草なら合法に越したことはない。いや、草じゃなくて覚醒剤だけど。とにかくよかった。
外苑前のグラウンドには、極楽とんぼの山本圭一をはじめとした、芸能界のポンコツたちで構成された草野球チームが日々集まってくるそうで。ヘタなセ・リーグの試合より、このグラウンドの生中継の方が需要あるんじゃないか。J:COMあたり、扱ってみちゃどうだろう。あえての全員顔モザイクで。
◎両成敗が止まらない
『火曜サプライズ』(日本テレビ系)のロケ中のトークで、エルメスを「ヘルメス」と呼んでいた長嶋一茂。そのこと自体への驚きよりも、52歳の今の今まで、誰も訂正してくれなかったという、彼の人生の背景に思いを馳せるのみである。
江角マキコは正しかったということか。いや正しくない正しくない。でも気持ちは何となくわかる。とにかく、スプレーで書かれたあの文字が、今もはっきりと彼の顔に浮かんでいることだけは確か。タトゥーか。
先に死んだ方が負け、いや、勝ちなのか。史上最もレベルの低い喧嘩両成敗は、こうして続く。永遠に……。
◎ママタレ仲間入りへ
仲間由紀恵、妊娠。めでたさも中くらいなり感のすごさたるや。結婚しても子どもができても、ミステリアスというか浮き世離れというか。何かこう、紗がかかったようなイメージは変わらず。代わりに夫ばかりが限りなくリアルに俗を体現。子どもができてもきっとそこは変わらないんだろうな。
願わくば、子育てにおいても「本当に育ててるんだろうか」という、現実感のない、紗がかかった神秘を貫いてほしい。ベビーシャワーやおむつケーキ、アメリカンスクールだの有名幼稚園といったこととは無縁で、できれば絶壁にある大鷲の巣の中とか、マングローブの森なんかで育ててほしい。それは無理でも、神田うのの誘いだけは断れ。近寄らせるな。イメージに取り返しがつかない傷が付く。菅野美穂の轍はどうか踏まないで。
今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。