月9『コンフィデンスマン』、フジ最後の賭け!? 長澤まさみが背負った“枠廃止”の審判
4月スタートの月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)に、放送枠自体の“命運”が掛けられていると、テレビ局関係者の間でウワサになっている。長澤まさみが11年ぶりに月9主演を務める同作は、前評判も上々の期待作となっているが、その裏には期待以上の“責任”が掛けられているという。
現在月9枠で放送中の『海月姫』は、初回から平均視聴率8.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、その後は5%台まで数字を落とす“大爆死”記録を更新中。
「取ってつけたような主演と企画だったのが、大爆死の“元凶”です。もともと放送が予定されていたのは、2016年に同枠で放送された長瀬智也主演の『フラジャイル』の続編でしたが、ヒロイン役の武井咲が妊娠したことで、企画がポシャってしまった。その“穴埋め”に立候補する主演など皆無で、必死の土下座交渉を続けた結果、なんとか芳根京子にたどり着いたというわけです」(テレビ局関係者)
すでに“オワコン”と囁かれる月9枠だけに、そもそも主演になりたがる役者や所属事務所は、なかなか見つからないのが現状だという。
「『海月姫』のように、企画や配役に難儀する状況は今に始まったことではありません。西内まりや主演の昨年1月期・同枠『突然ですが、明日結婚します』も、何もかもが急ごしらえのなかスタートしたドラマでしたが、第6話で平均視聴率5.0%と、視聴率ワースト記録を更新。『海月姫』も、このペースでいけば、それを下回る結果になりかねません」(同)
さらに、一歩間違えば月9枠は、現在の1月期で消滅していた可能性まであったとか。
「昨年春には『今年度で月9終了』という話が、業界中でウワサされていました。しかし、17年7月期の山下智久主演『コード・ブルー ~ドクターヘリ緊急救命~』が、全話平均視聴率16.4%を獲得し、1年の“延命”へと繋がったんです。しかし、その後の月9枠は相変わらずジリ貧続きだけに、今年は『コンフィデンスマン』の結果で、月9枠の存続にジャッジを下そうとしている。もし2ケタを記録できないまま終了すれば、来年3月に月9枠は“消滅”する見込みです」(スポーツ紙記者)
思わぬ形で、フジテレビの運命をも背負わされてしまった長澤。なお、長澤の月9初主演作は、山下とともにW主演を務めた07年の『プロポーズ大作戦』以来。同作は最終回が20.9%のスマッシュヒットだったが、果たして山下とともに、月9の救世主となれるのだろうか。