サイゾーウーマンコラム仁科友里「女のための有名人深読み週報」岡田祐佳に見る「芸能人特有の病」 コラム 仁科友里の「女のための有名人深読み週報」 ますおか岡田の元妻・祐佳、荒い“スピリチュアル”発言に感じる「芸能人特有の病」 2018/02/15 21:00 女のためのテレビ深読み週報女のための有名人深読み週報 岡田祐佳オフィシャルブログより 羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。 <今回の有名人> 「はっきりした理由はわかりません」岡田祐佳 (「婦人公論」2月27日号、中央公論社) 芸能人とは、人に注目されることを無上の喜びとする病気に罹患している人のことを指すのではないか。多くの芸能人が引退を表明しても、結局復帰するのは、経済的な理由もあるだろうが、やはり芸能人でいることに強い快感が伴うからだろう。この病の厄介な点は、大スターはもちろん、一般人がほとんど知らないレベルの芸能人も患っていて、ささいなことがきっかけで「また人前に出たい」という気持ちがよみがえってしまうことではないだろうか。 お笑いコンビ・ますだおかだの岡田圭右の元妻で、タレント・岡田結実の母でもある岡田祐佳は、この病を患っているように感じられる。芸人をしていたものの、結婚を機に事実上引退、しかし娘のブレークとともに芸能活動を再開し、離婚後は本格的に復帰する決意を固めたようだ。2月27日号の「婦人公論」(中央公論社)では、日本のスピリチュアル界の首領・江原啓之と対談し、離婚について語り、やんわり夫を責めていた。 「彼が2年前に突然、私と息子、娘の三人を置いて、家を出た」「一方的に別れたいと言われて。私はいまだにはっきりした理由はわかりません」と、離婚は夫の身勝手な判断だと主張。また、結婚後も仕事を続けたかったのに、岡田が家庭に入ることを希望し、そのうち芸能界の先輩と連絡を取ることも嫌がられるようになったと、モラハラを匂わせる発言もしている。無理やり家庭に入らされ、芸能界とのつながりを絶たれ、突然離婚を言い渡され、子どものために仕方なく芸能界に本格復帰することにした……そんな筋書きのようである。 しかし、ここで私が思い出すのは、『めちゃ×2イケてるッ』(フジテレビ系)内のコーナー「恋のかま騒ぎ」において、品川庄司・品川祐が暴露した祐佳にまつわる話なのである。かなり昔の話だが、品川いわく、祐佳はギャルのような格好で朝帰りもしょっちゅう(写真も出しており、確かにギャルのようだった)。午前11時に帰ることもあり、帰宅時間から逆算すると、ラブホテルのチェックアウトを済ませてきたとしか思えないとのこと。岡田の妻の立場を利用して芸人の楽屋に入り浸り、自ら「うち、離婚するかもしれません」と先輩に話していたという。 品川は芸人なので話を盛っている可能性は十分あるが、自分の妻を貶められても、岡田が否定しないのが印象的だった。祐佳が不倫していたかどうかはわからないものの、ずいぶん前から芸人の世界での評判は、あまりよろしくなかったということだろう。 娘がブレークしており、本人が元芸人だからといって、即仕事が来るほど芸能界は甘くない。祐佳は、自分の“ウリ”を、スピリチュアル方向に定めたようである。 次のページ マツコに会って号泣する祐佳 12次のページ Amazon ますだおかだ寄席~15周年記念単独ライブ~ [DVD] 関連記事 小倉優子に見る、結婚や子育てにおける「完璧主義」「努力家」の脆弱さ隅田美保、なぜ婚活がうまくいかない? ブログに綴られた“説明”に感じる面倒くささセカオワ・Saori、Fukaseへの“依存”に見る「幼馴染を強調する女」の面倒くささオードリー・若林正恭、オリラジ・藤森への不快感に見る「意固地な上下関係」意識椿鬼奴の“稼がない夫”は、なぜ批判される? バラエティに蔓延する「男はNG」の発想