まさか池に負けるとは

『さんタク』『めちゃイケ』『都庁爆破』! 視聴者に総スカンされた正月特番3選

2018/01/05 15:00
1801totyou
新春ドラマスペシャル「都庁爆破!」(TBS)公式サイトより

 昨年大みそか放送の『NHK紅白歌合戦』は、平均視聴率39.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で前年の40.2%を下回ったばかりか、2部制となった1989年以降では歴代ワースト3位の数字を記録してしまった。しかし、年明け後は民放でも、“撃沈”して関係者に衝撃を与えた番組が複数あったようだ。

「1月2日に放送された長谷川博己主演の新春ドラマスペシャル『都庁爆破!』(TBS系)は期待はずれでしたね。TBSといえば、『日曜劇場』枠でヒットドラマを連発しているだけになおさらです。『都庁爆破!』は昨年4月クールに同枠の『小さな巨人』で主演を務めた長谷川を主人公に起用し、さらに、同ドラマや『半沢直樹』などに携わった伊與田英徳氏がプロデューサーを担当していたことから、局としても高視聴率を狙っていたんだと思われます。が、平均視聴率は8.8%と、1ケタに終わりました」(スポーツ紙記者)

 やはりTBSは、“日曜夜”でないと本領発揮できないのだろうか。一方で、かねてから視聴率不振に悩まされているフジテレビは、年始からバラエティ番組が爆死続きだった。

「明石家さんまと元SMAP・木村拓哉の冠特番『さんタク』(フジテレビ系)が、元日では2年ぶりに放送されたものの、まさかの5.9%を記録。同時間帯の裏では、テレビ東京の正月特番『緊急SOS! 池の水ぜんぶ抜く大作戦6~今年も出た出た!正月3時間スペシャル~』のPR番組が6.0%取っており、本放送ならまだしも、事前番組にさえ負けてしまいました」(テレビ局関係者)

 さらに、木村と同じ元SMAPのメンバー・中居正広が出演した、1月2日放送の『めちゃ×2イケてるッ!中居&ナイナイ日本一周FINAL』(フジテレビ系)も、前半6.5%、後半6.4%と寂しい数字だった。


「3月での打ち切りが決定している『めちゃイケ』ですが、今回は3年ぶりにナインティナイン・岡村隆史、矢部浩之と中居の3人旅が復活。昨年末にはロケ車の目撃情報がSNSで拡散されるなど、ネット上で話題になっていましたが、フタを開けてみれば視聴率は振るわずでした。ちなみに、この日も裏のテレ東では『池の水ぜんぶ抜く』の本放送が13.5%と大健闘し、『めちゃイケ』はテレ東相手に、ダブルスコア以上の差をつけられて惨敗となりました」(同)

 新年早々つまずいてしまった局は、間もなく始まる1月クールのドラマで挽回できるだろうか。

最終更新:2018/01/05 15:00
シン・ゴジラ
『都庁爆破』は劣化シンゴジラとか言われちゃって…