Sexy Zone佐藤勝利、コンサートの“銀テープ問題”に切り込む! 来年からは「やめます」宣言!?
12月26日放送のラジオ『Sexy ZoneのQrzone』(文化放送)で、Sexy Zone佐藤勝利と中島健人がジャニーズコンサートにおける“銀テープ問題”に言及した。近年は凝ったデザインのものが増えている上、記念になるためファンに人気のアイテムとなっている銀テープ。お客さんの視線が集中してしまうことから、タレントを悩ませる存在にまでなっていたのだが、佐藤らはこうした現状に対して本音を打ち明けた。
昨今の銀テープは、ツアータイトルやグループ名だけでなく、タレントのメッセージが印字されているパターンも。ジャニーズファンの間で価値が高まり、インターネットオークションサイト「ヤフオク!」には、ジャニーズコンサートでの銀テープが多数見受けられる。銀テープ獲得に夢中のファンに向け、タレント自身がステージから苦言を呈する場面も増えており、佐藤は昨年のコンサートツアー『Welcome to Sexy Zone Tour』内で、「銀テープに夢中だと手を振らないよ~」などと言い聞かせ、嫉妬のあまり「(銀テープを)一本2,000円で売ろうかな」と発言したほどだった。
今回のラジオでは、いろいろなシチュエーションで「どう言うか?」を考えるコーナー「自分だったら何て言うゾーン」に、リスナーから「ファンの子がコンサート終わりに放たれる銀テープに夢中になりすぎて、ステージを去る自分を見てくれていなかった時」というお題が寄せられた。先述のように、コンサート中も銀テープを“敵視”していた佐藤は、「これはもう、ボクはね、本番でやっているからね。ボクはもう、なんだって言えますよ」と豪語。
そして、銀テープが飛び出した瞬間を効果音付きで再現した後、佐藤は「全然見てないじゃん! いや、銀テープは最後に降ってくるから、そのなんかこう……ギフト感というか、サプライズ感出てるけど。うちら頭から(ステージに)出てくるから、そういうなんか、見られてない感じになるだけで、銀テープと同じタイミングでうちらが出てったら、うちらのが絶対取られるからね! そういうことよ! 銀テープ負けてるから。もう生まれた時点で、たぶんそういうことよ」「うちらのが勝ってるから!」と銀テープ自体をこき下ろしたのだった。
この長々とした毒舌を聞いた中島は、「もうその間に(ファンはメンバーのことを)見てくれてるよ」と冷静にツッコんだが、あらためて佐藤は「銀テープのタイミングで勝ってるだけで、『うちらが最初に飛んでったら、うちらは絶対取られるよ』っていう。“銀テープに対してね、それは言いたいよ”っていう」と銀テープへの譲れない思いを主張。
一方、中島はなぜか海外ドラマ風の口調で「『オイオイオイオイ、その銀テープ、そんなにオレよりかっこいいかーい?』っていう感じですかね」とシンプルに回答。その後は佐藤が「でもね、なかなか銀テープ見ちゃうんだよね、ファンの子は。そういうことをいろいろ言っても」と嘆きつつ、「銀テープは、もうやめます!」と突如宣言した。しかし、中島から「やめるんですか?」と確認されると、「ウソです、ウソです(笑)。あれ、結構いいんで。結構気に入ってるんで。続けます」とすぐに訂正。実際は銀テープに愛着を持っていることを明かしたのだった。
ジャニーズコンサートでの銀テープといえば、今年行われたV6のコンサートツアー『V6 LIVE TOUR 2017 The ONES』では、ファンの心温まる対応が話題に。ゲットできなかった人のため、自由に持ち帰れるようにと会場内の柵に置いたファンや、「出口で銀テを配ってるお姉さんからいただいた」とのレポートもあった。これについて、『三宅健のラヂオ』(bayFM、9月18日深夜放送)にリスナーが報告したところ、三宅は「いい話だよね。なんかいいね、“皆で喜びをちゃんとシェアしましょう”っていう感じがね、スマートでいいですね」とV6ファンの姿勢を称賛した。
ところが、コンサート中のファンの言動で「注意したほうが良い」と思う場面に関する話になった際には、「銀テープに踊らされてる人たちね」と具体例を挙げた三宅。「そうそう、銀テープが降ってきちゃうと、それを取りに行くっていうことに必死で、その間に(自分たちと)目が合ったり、こっちが手を振ってても、“銀テープにタレントが負ける”っていうね、瞬間ってあるからね」と切ない状況を振り返った。
さらに三宅は「『銀テープじゃなくてコッチを見ろ』って、言ってやろうかと思うもん。『見てんだぞ』って、言ってやりたいもん。だってそんなの別にさ、さっきの話じゃないけど、取れなくたって、誰かが置いといてくれるんだから。『あとからにしなよ』って思うよ、ボクだったらね。銀テープよりも目の前のタレントをどうにか……っていう風に思いますけどね、私は」と複雑な胸中を吐露。最後には「だからみんな、今度銀テープに反応する前に、メンバーに反応してくれ(笑)。ね? あなたたちが銀テープに夢中の間に、事件は起きてるよ。大事な瞬間を見逃してる可能性あるよ」と忠告していた。
コンサートで銀テープを発射する演出がある限り、タレントとファンの戦いは続くものとみられるこの問題。はたして、改善策は見つかるのだろうか。