サイゾーウーマンコラム元極妻・芳子姐さんのつぶやき元極妻が解説するソープの闇 コラム 「元極妻」芳子姐さんのつぶやき 15 元極妻が解説するソープの闇――「大宮の火災のような事故はまた起こるでしょう」 2017/12/24 16:00 風俗元極妻・芳子姐さんのつぶやきヤクザ Photo by Tatsuo Yamashita from Flickr 今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。 ■大宮のソープランド街は、大通りからは見えないように規制されている 今年はもう大きな事故はないかなと思っていたのですが、暮れになって埼玉・大宮のソープランドの火事で男女4名が亡くなられました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。 日曜昼間の惨事に周辺は大騒ぎだったようですが、大宮のソープランド街は大通りからは見えないように規制されているので、わかりにくかったかもしれません。東京の吉原は20歳未満の就労はNGで、「自称22歳」とかのアラフォー嬢もゴロゴロいるのに対して、大宮は18歳OKのため、ガチな若い女の子も多かったと聞いています。 もはや伝統芸となった「マットプレイ」や「くぐり椅子」(わかんない方は検索してくださいね)なんかは、できないコたちばっかりでしょう。私の子どもたちより若い女の子が、カラダを張って働いた挙げ句に火事で亡くなるなんて、本当に悲しいことです。しかも一部では実名報道されていたそうですね。実名の報道被害は、ご本人だけでなく、ご遺族も巻き込んでしまいます。亡くなっただけでも悲しいのに、「あの家の息子はソープで焼け死んだ」なんてご近所で言われ続ける責任を、メディアは取れるのでしょうか? 風俗に行くことは、自慢はできなくても違法ではないのです。 ■「元ソープ嬢の姐さん」もいる かつてはソープもヤクザのシノギであり、ソープ嬢のヒモになっているヤクザも珍しくありませんでした。今のヤクザは、わかりにくい形で経営に関与しているようです。モメた途端に「コワい人」が出てきたりするのは、むしろよくないと思いますけどね。 ちなみにヒモもいろいろで、ウチの若い衆に暴力で縛るようなコはおらず、ソープ嬢の気持ちをつなぎ留めておくために涙ぐましい努力をしていました。それこそ真珠を何個も入れたり、お誕生日やクリスマスのプレゼントを質屋さんで真剣に選んだり。私もプレゼントについてアドバイスを求められたことがあります。それで最終的に結婚するコもいたので、「元ソープ嬢の姐さん」がわりといたんですよ。そのコたちからソープの実態をいろいろ聞いてましたから、今回の大宮の事件は起こるべくして起こったんだなとわかりました。 次のページ 大宮のソープ火災が悲劇になったワケ 12次のページ Amazon 色街遺産を歩く 消えた遊廓・赤線・青線・基地の町 関連記事 「大麻はミュージシャン」で「シャブはオッサンと二世」のワケ――元極妻が考える大麻解禁「三田佳子次男」級から東大卒や弁護士まで、幅広いヤクザの子どもたち「高倉健はヤクザの運転手だった」――元極妻が明かす、ヤクザと芸能人のリアルな関係島田紳助の「復活」はない――“元ヤクザ”の政治家がいた時代とは違う世間の目元グラビアアイドル、元歌手……落ち目のタレントを愛人にするのも「ヤクザの甲斐性」