『民衆の敵』秘書のゲイ設定とハニートラップ展開に「色々詰め込みすぎ」の声
12月25日夜9時から第10話・最終回が放送される篠原涼子主演の『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)。視聴率は初回9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)から下がっていき、第8話は5.3%と大低迷。しかし、第9話で7.0%と少しの盛り返しを見せた。
同作は、家庭は円満だが質素な生活をしていた一児の母・佐藤智子(篠原)が主人公。息子の駿平(鳥越壮真)に、もっと良い生活をさせてあげたいという気持ちから高年収の市議会議員を目指し、議員就任後は、政治家としての自覚が徐々に芽生えていくというストーリー。第7話から、智子は市長を務めている。
第9話では、智子と同じく新人議員・藤堂誠(高橋一生)が、智子に要請されていた副市長就任の話を了承する。藤堂は、智子と対立している市議会のドン・犬崎和久(古田新太)の派閥だったが、会見では犬崎を挑発するような発言をし、完全に決別したことが窺える。新たなスタートを切れると思った智子だが、ついに犬崎が本気で智子を潰しにかかるのだった。
ある日のこと、智子は全く身に覚えのない不正献金疑惑をかけられてしまう。この疑惑は、犬崎派が捏造した“虚偽の事実”なのだが、綿密に練られた犬崎の作戦には穴がなく、智子は身の潔白を証明することができない。智子は、汚職疑惑が拭いきれずに失脚した前市長の河原田晶子(余貴美子)を思い出し、事実を確かめようと河原田に会いに行ってみると、やはり彼女も犬崎にハメられていたことがわかったのだ。
「河原田に関しては、犬崎派が仕掛けたハニートラップに秘書の男性が引っ掛かって、河原田に不都合な事実を作り出したようです。なお、この秘書の男性はゲイで、男のハニートラップに引っかかったようなのですが、その設定にネット上では『謎の設定』『なんか色々詰め込みすぎだろ』と疑問の声が続出しています」(芸能ライター)
第10話では、不正献金疑惑などで人気が急落した智子に、ついに“民衆の敵”というレッテルが貼られることに。さらに、智子のママ友で新聞記者の平田和美(石田ゆり子)は、藤堂がまだ犬崎派かもしれないと助言をする。
そんな中、智子のリコールに必要な署名がついに規定人数に達し、住民投票の日程も決まってしまうのだった。
「予告映像では、智子が藤堂に向かって『今までずっと、騙してたってこと?』と問いかけるシーンがあり、藤堂が何をしたのか注目が集まりそうです。しかし、犬崎が焦っているような場面も映し出されているため、どんな結末になるのか読めませんね」(同)
果たして最後に笑うのは誰になるのだろうか。目の離せない展開に注目だ。