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「まじキレた!」Twitterで大暴れ! 朝青龍、モンゴル力士で「金儲け」のしたたかな算段

2017/12/06 12:00
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photo by PermanentTraveller from flickr

  連日続いている、日馬富士と貴ノ岩をめぐる暴行騒動。だが、近頃ではほとんど進展が見られないことから、メディア側も新情報の収集に手を焼いている。そんな中、モンゴルからSNSで情報発信を続けている元横綱・朝青龍に、にわかにスポットライトがあたりつつあるという。

 2010年に現役引退し、現在はモンゴルの政財界で、要人を務めている朝青龍。今回の騒動に関しては、現場に居合わせなかったことなどを理由に関与しないという姿勢をみせていたが、11月29日に突如「さー日本のマスコミ今どこにいる?」「TBSどこ?日テレどこ?フジテレビどこ?日本テレビどこ?ワイドショーどこ?」などと、自らマスコミを待ち受けるようなツイートを連発。しかし、取材陣には出会えなかったようで、「日本マスコミ無いし、田舎に今から戻る!!」と捨てゼリフを吐いたことが話題になっていた。

「同じくモンゴル出身の元力士・旭鷲山がテレビの取材を受け始めたことで、金儲けになるとでも思ったのか、ここ数日のツイートはまるで『自分もメディアに登場したい』と言わんばかりのもの。テレビ局も色めきだっています。朝青龍は日本相撲協会にも属していないだけに、現役の力士や親方のような“タブー”はないことから、格好の取材先となっているんです」(テレビ局関係者)

 型破りで、とにかく勝つことにこだわった朝青龍と、スポーツマンシップを最優先させた貴乃花親方は、現役時代から犬猿の仲で知られた。それが10年以上の時を経て、再び因縁のバトルが勃発する気配も醸しているとあって、確かに各メディアにとって絶好の話題といえるだろう。

「日馬富士の引退以降、あっと驚くような新事実や、協会の人事に動きもみられないことから、視聴者の反応もやや鈍くなってしまっていますからね。特にテレビと新聞は、協会には絶対服従に近いスタンスだけに、現役力士への直撃取材など、絶対にNGが出てしまう。引退した日馬富士への直撃が検討された際にも、局上層部から『協会の許可を取ってからにしろ』などと、投げやりな指導が入ってしまいました」(同)


 そんな中で、しがらみのない朝青龍は、5日午後には突然テレビ朝日を名指しで「テレ朝に話し受けないからな!!」「まじキレた!!テレ朝馬鹿に」「礼儀無し、いきなりベラベラ喋るテレ朝!!今会議中やし!!怒」などと怒りのツイートを投稿した。

「恐らくテレ朝の記者が、直接携帯に電話をかけたことが激怒の理由とみられます。局としては、一見、厄介な事態に発展しそうですが、こうした攻撃を受けてもダメージはないし、むしろ話題になるとプラスに捉えられていますよ」(同)

 朝青龍は、テレ朝も出資しているAbemaTVで年末特番への出演を予定しているため、ファンからは心配の声も。しかし、せっかくのドル箱コンテンツに成長した相撲騒動だけに、今後もテレビ局による“朝青龍イジり”は続いていくことだろう。

最終更新:2017/12/06 12:00
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