映画は出てたけど

「あまちゃん女優」橋本愛、“テレビから消えた”ワケ――大河『いだてん』で5年ぶり復活の不安度

2017/11/30 20:02
 

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 若手女優・橋本愛が、2019年のNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(中村勘九郎、阿部サダヲ主演)に出演することが決定し、ファンの間では、早期の“ドラマ復帰”を熱望する声が飛び交っているという。

 同ドラマを手がけるのは、13年前期のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』(主演/能年玲奈=現のん)を大ヒットに導いた脚本家、クドカンこと宮藤官九郎。彼が橋本に熱烈ラブコールをかけたことで、「浅草の遊女・小梅役」として、同ドラマへの出演が実現したという。クドカンの脚本とあって、橋本のほか、杉本哲太、ピエール瀧、勝地涼、古館寛治、松尾スズキといった『あまちゃん』キャストが集結するそうだ。

 橋本は女性ファッション雑誌「Seventeen」(集英社)の専属モデルを経て、10年のドラマ『MM9―MONSTER MAGNITUDE―』(MBS系)で女優デビュー。12年8月に公開された映画『桐島、部活やめるってよ』で、ヒロインを務めて脚光を浴び、『あまちゃん』では主人公・天野アキ(能年)の同級生・足立ユイ役を演じて、能年と人気を二分し、ブレークを果たした。


 以降、13年10月期のドラマ『ハードナッツ!~数学girlの恋する事件簿~』(NHK BSプレミアム)で主演、14年7月期には『若者たち2014』(妻夫木聡主演/フジテレビ系)の主要キャストとして出演したが、その後は映画に軸足を置いていた。

 昨年は、主演作『バースデーカード』をはじめ、実に5本の映画に出演するなど、精力的な活動をしていたものの、今年は4月公開の主演作『PARKS パークス』と5月に公開された『美しい星』の2本しか出ておらず、テレビ出演もほとんどないとあって、ほとんど、“消えた女優”と化しつつある。それとともに、根強い待望論が渦巻いていたのも事実だ。

 今回、19年大河への出演が決定したことにより、ネット上では「それまで待てない」といった趣旨の声も多々上がっている。最後の出演ドラマ『若者たち2014』が、全話平均視聴率7.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と爆死していただけに、本人が「ドラマは視聴率が悪いとバッシングされるからイヤ」と主張している説もあったが、『あまちゃん』終了から、早4年以上が経過し、お茶の間では、すっかり忘れ去られた感もある。大河に向けて、そろそろドラマに復帰して、その存在をアピールしてほしいものだが……。
(田中七男)

最終更新:2017/11/30 20:02
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