20%台はキープ!

『ドクターX』米倉涼子、ギャラ高騰の弊害か? 「内田有紀が消えた」と視聴者の不満爆発!

2017/11/28 19:40
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『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)公式サイトより

 米倉涼子主演の人気医療ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』第5シリーズ(テレビ朝日系)の第7話が11月23日に放送され、視聴率は20.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だった。前週より、0.6ポイント微減となったが、第5話から3週連続で20%台を記録。平均視聴率も20.0%で、大台をキープした。

 第7話は、東帝大学病院長・蛭間重勝(西田敏行)のもとへ、日本医師倶楽部会長・内神田景信(草刈正雄)の妻・小百合(戸田菜穂)から、従妹・萌々香(小飯塚貴世江)の見合い相手を医局の中で探してほしいとの依頼が舞い込む。白羽の矢が立った外科医・原守(鈴木浩介)は、意気込んで見合いに臨んだものの、その場に大門未知子(米倉)が、外国人女性を連れて来る。彼女は、原と同時期にロシアの病院に勤務し、当時恋人関係にあった米国人外科医のナナーシャ・ナジンスキー(シャーロット・ケイト・フォックス)。この事態に蛭間夫妻は激怒し、原にナナーシャと縁を切るよう命じたが、彼女は「3カ月だけ一緒にいてほしい」と原に懇願する。

 そんな中、ナナーシャが、完全切除が難しい脳腫瘍を患っていると判明。手術しなければ、余命は3カ月だという。オペに臨んだ未知子は、手に麻痺が残らないようするため、全身麻酔を中断して、意識を覚醒させたまま行う覚醒下手術を選ぶ、という展開だった。

 視聴率的には、20%の大台を維持した第7話だが、大きな“違和感”があった。それは、未知子の最高のパートナーであるフリーランスの麻酔科医・城之内博美(内田有紀)が、何の前触れも、理由もなく出演していなかったからだ。

 今シリーズでは、レギュラーメンバーが全員揃わない回が多く、第5話では猪又孝外科副部長役の陣内孝則、第6話では西田の出演シーンがなかった。そこにきて、第7話でも、内田のほか、海老名敬外科副部長役の遠藤憲一、草刈の姿が見られなかったのだ。


「レギュラーキャストの出演シーンがないという事態は、ほかのドラマでもなくはないですが、『ドクターX』の今シリーズでは頻繁すぎます。テレ朝が続編をやりたいばかりに、出演を渋っていた米倉を納得させるためギャラを大幅に上げたことから、ほかの主要キャストのギャラも跳ね上がってしまった。当然制作費は高騰し、レギュラーメンバーを休ませるという措置がとられたのではないでしょうか。ただ、第1シリーズからの流れや立場を考えれば、未知子が属する神原名医紹介所の所長・神原晶役の岸部一徳と、同僚の内田だけは、絶対に外してはならないのでは。こうなると、米倉以外の出演者は、いようがいまいがどうでもいいという設定になってしまいます。脇役も光ってこそのドラマであって、彼らの演技を楽しみにしている視聴者もいるのです。いくらなんでも、このやり方は傲慢すぎ。外された役者のモチベーション低下も懸念されます」(テレビ誌関係者)

 ネット上でも、内田が出演しなかったことに対する不満が噴出。テレ朝は、欠けてはいけないキャストを休ませてしまったようだ。

 次回、第8話は、元大臣秘書役の林家正蔵がゲストで、新米外科医・西山直之役の永山絢斗がメーンとなるようだ。このような展開では「次回は誰が休みなのか?」と勘繰ってしまいたくもなるが……。
(田中七男)

最終更新:2017/11/28 19:40
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やりくりが大変