覆面調査員が行く!

おばちゃん施術者の捨て台詞に呆然! 某マッサージ店で見た、クーポン客へのクソ接客!!

2017/11/25 18:00

マッサージに行ったのにカラダが重くなった!?

潜入その2
おばちゃん施術者の接客にあぜん!/原宿
【メニュー】バリニーズやロミロミなどから3種から選べるオイルトリートメント90分
【クーポン価格】2980円(76%オフ)

 このクーポンは2枚まで購入可能だったものの、この手のマッサージでは、何度かとんでもない目に遭っているため、購入は1枚だけに。が、このサロン、とにかく予約が取れない。「自分へのご褒美にマッサージ」というのなら予約はいつでもいいかもしれないが、人間疲れた時に、それを癒やしたいからクーポンを購入するのである。それが「予約は1カ月先になります」なんて言われた日には……はずれクーポンをつかまされてしまった気分だ。

 サロンは、原宿から近いマンションの1室。ドアを開けるとややバリ風ではあるが、正直雑然とした感じがした。元気のいいおばちゃん施術者は、筆者がクーポン客だからなのか、なぜかお客さま扱いしてくれず、言葉づかいも荒い。通常価格は1万7,900円で、ちょっとした高級ホテルや旅館の1泊2食付きのお値段なのだが、正直、それ相応のおもてなしは皆無だった。

 クーポンで受けることができるマッサージは、全身の疲れを深部からほぐす本場バリ仕込みの「バリニーズ」、約200年前にスウェーデンのパー・ヘンリック・リン氏によって生み出されたという「スウェディッシュボディトリートメント」、1,000年以上もの歴史があるといわれるハワイ伝承のオールハンドマッサージ「ロミロミ」、さらに「バリニーズ」「スウェディッシュ」「ロミロミ」を組み合わせたコンビネーションから選ぶことができる。とりあえず、「体の状態を見て、どのコースがいいか選んでもらえますか?」と聞いたところ、この施術者は「お客さまがお選びください!」との一点張り。通常は、どこのサロンでも「では、状態を見て考えましょう」と言ってくれるものだが……と心の中で毒付きつつ、バリニーズとやらを選ぶ。

 まずは足湯から。洗面器の中に造花などが浮いていて、ちょっとした海外気分に浸れる。そしてパンツ一丁になり、背中からやや強めの力で「バリニーズ」がスタートした。が……手技が中途半端というか、スッキリ感がないのである。施術者は、やたらと「私なんかまだまだ。上の者は、もっといろいろできますから」といった発言を連発し、さらに「ここ、勉強できるシステムもあるのよ」と言い出すではないか。とりあえず、90分で全身の施術は終了となったものの、軽くなるはずのカラダは正直、重たくなった。


 着替えが終わるとお茶タイムと営業。1回1万9,000円ほどの施術を勧められつつ「今日なら割引あり」とのことだったが、「また次回連絡します」の一言で、施術者の態度はガラリと豹変! さっさと出て行けといわんばかりに上着を渡された。ほどなくして、次のお客さまのベル。常連客なのか、施術者がにこやかにお出迎えしていた。筆者には「忘れ物とかされると困るからね!」と捨て台詞。なんだかなぁ~。

クーポン満足度評価/−★
リピーター思案評価/★☆☆☆☆
※本当に通常価格1万7,900円なの!?

吉原杏(よしわら・あんず)
大阪生まれ、大阪育ち。好きなモノは小銭。好きな場所はリサイクルショップに100円均一。美容・健康オタクとしてプチ整形、数々のダイエット法に挑戦したことも。数々の携帯小説家、『株一年生~ゼロからわかる株の教科書~』(オープンアップス)などのアプリ作家として活動。

最終更新:2017/11/25 18:00
お客様に選ばれる人がやっている 一生使える「接客サービスの基本」
おばちゃん施術者を「泉ピン子」で想像するとグッとくる