サイゾーウーマンコラム仁科友里「女のための有名人深読み週報」虻川、ウラが読めない女の利点 コラム 仁科友里の「女のための有名人深読み週報」 虻川美穂子、「女子力高いよね」を褒め言葉と受け取る“性格”のメリット 2017/11/02 21:00 女のためのテレビ深読み週報女のための有名人深読み週報 北陽・虻川美穂子オフィシャルブログより 羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。 <今回の有名人> 「どうやって見分けるんですか、人のウラを」北陽・虻川美穂子 『ノンストップ』(フジテレビ系、10月27日) 褒められてるんだか、バカにされてるんだかわからない。そんな経験をしたことはないだろうか。 10月27日放送の『ノンストップ』(フジテレビ系)では、「ホメる女にはウラがある」と題して、このあたりの機微を特集していた。ウェブサイト「ママスタセレクト」掲載の「『旦那さんかっこいいね』というママ友と、言われる側の妻。それぞれの内心」という記事をもとに、夫の外見を褒められることは、何を意味するのか、果たしてウラがあるのかを話し合っていた。 「旦那さん、かっこいいね」と言われたら、千秋と北陽・虻川美穂子は「うれしい」と感じるが、ハイヒールのリンゴは「うちの旦那は一回り上の68歳やから、そんなわけない」「うれしくない」という。リンゴは「話を盛ってるだけ。最近、みんな人を最近褒めすぎ」とそういった風潮に不快感を示していた。 番組では、視聴者からの声を紹介していく。30代のある女性は、SNSに「今日は彼とピクニック。お弁当は手作り」とSNSにアップしたところ、友人から「女子力高いよね。私には無理だわ」というコメントがついたという。千秋は、この「女子力高い」を「理由はわからないけど」とした上で「褒めていない」とし、リンゴもこれを「はいはい、(女子力高いアピールをこれからも)やらはったらどうですか?」という意味であって、「褒め言葉ではない」と判断していた。 手作り弁当の画像を上げるということは、直接的に料理の腕前もしくは出来栄えを見せたいと考えられるので、これに対する褒め言葉は「おいしそう」もしくは「料理がうまい」だと思う。「女子力が高い」というのは、「料理がうまい」というより、「頑張って女性としての努力をしている」という意味のように私は感じる。となると、「腕前は別として、よく頑張っている」といった上から目線の言葉にも取れるので、褒め言葉でないと思うが、虻川は違う。「女子力は高い方がいいんだから、褒め言葉じゃないですか」「どうやって人のウラを見分けるんですか?」と返していた。 次のページ 確率100%の褒め言葉というのは、存在しない 12次のページ Amazon 確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術 関連記事 眞鍋かをりの「私は大丈夫」発言に見る、モラハラ男にカモにされやすいオンナの特徴桝太一アナ、視聴者からの好感度をもたらす「運動音痴」「モテない」「恐妻家」アピール滝沢眞規子、「社会に出た生意気な女」発言に見た“自意識のオオモノ”としての顔夫・河村隆一から“使用人扱い”! 公美夫人に見る、「苦労すれば愛される」の欺瞞二科展入選の押切もえが陥る、“努力”の落とし穴――なぜ自分を磨いても自信がないのか?